あと出掛けた帰りに

ブラっとレンタルビデオ店に寄ってみたら、先日DVDの発売 ＆ レンタルが開始された、仮面ライダーカブト劇場版のDVDがあったので、「週末前に返せば、本来のターゲット層であるお子様方にも迷惑にはならんやろー……」 と、何故か心の中で必死に言い訳をしながら(苦笑)借りてきて、夕方〜夜に掛けて観たりしていたんですが。

劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE [DVD]

いやー、既に映画公開時からネットとかで散々言われていたコトではあったんですが、何気にこの作品ってば、平成ライダーの映画で、しかも長さが70〜80分程度しかない作品の割には、（勿論全く不満が無いワケではないものの） かなり良い出来でしたねー、ハイ。
っつーか、とりあえず自分的には、久方振りにストレートに格好良い矢車隊長を見られただけでかなりの大満足でした(笑)。うーむ、矢車隊長ってば、地獄を味わってやさぐれた後の状態も格好良かったけど、この劇場版のような 「何か腹に一物抱えてそうな悪のエリート」 的なキャラというのも、これはこれでまた魅力的でしたねー……。加えて、最期の死に様 （燃え尽きたかのような膝立ちの体勢のままで死亡……！） まで格好良かったし(^^;
あとは、カブト vs ケタロス戦や、最後にカブトがコーカサスに止めを刺すシーンなど、宇宙空間でバトルが繰り広げられたシーンについても、まぁライダー同士のバトルの割には、どちらも最後の止めが少し物足りないというか、もうちょっと派手なアクションでの決着が見たかったかなー……という思いはあるものの、でも一応は宇宙での戦いならではの演出とかもあったので、これはこれで、TV版で散々流れた地上でのライダー同士の戦いとは違った味になって良かったのなー、とか思ったり。
んでもって他には……あぁ、そーえば何やら最強のライダーであるというコーカサスは、K-1の武蔵選手が演じていたそうですが。えーと……まぁ何つーかアレですね、とりあえずアクションは見栄えがあって良かったです! と言う感じでしょうか(苦笑)。反面、台詞回しについては、正直かなりキツかったというか聞き取り難かった部分もあったりしたので、この映画公開後に発売されたPS2のゲームで、コーカサスのセリフが全て声優さんの声になっていたのは正解だったんだなー……と改めて再確認してみたり。


えーと、まぁ他にも細かく挙げていけば、「三島さんと加賀美パパン、やっぱり渋くて良いキャラやなー」 とか、「でもそれだけに、もっと出番があったら良かったのになー……」とか、「それにしても、やっぱりドレイク風間はTV版と同様にこんな中途半端な役割なのかー(苦笑)」 など、色々と良い点もイマイチだった点もあったりするんですが、それでもまぁ、その諸々の点を全てひっくるめてでも、全体を通して見れば非常に良い作品だったように思えました。
まぁそんなこんなで、個人的なトータルの感想としては、カブトという作品のファンでまだ未見だという人は、是非とも一回は見ておいて損は無い作品だと心底思えた ＆ チャンスがあったら、もう何回かは見直したいくらいに良い作品だったというコトで、以上簡単にですが作品のレビュー(？)でしたー。