更に今日は電車の中で読んでいた本ってコトで

出掛けてきて疲れてる & 明日にはまた仕事ってコトで、今日は書評まで書くつもりは無いんですが、まぁとりあえず比較的面白く読めた作品ので、1冊だけ本の紹介なんぞをしてみようかと思ったり。
ってコトで、本日紹介する本・作品はコチラ、派手なガンアクションがある小説が好きだと言う人には 「ヤングガン・カルナバル」 シリーズでお馴染みの深見真氏の新シリーズ(?)作品で、「疾走する思春期のパラベラム」 でっす。


疾走する思春期のパラベラム (ファミ通文庫)

疾走する思春期のパラベラム (ファミ通文庫)



えーと……とりあえず作品のジャンル的には、深見氏ご自身は後書きで 「特殊能力バトルもの」 という表現をしてましたが、それよりかはどっちかっていうと、「SFガンアクション & ジュブナイル作品」 とでも言った方が良いような気がする作品でしたねー(^^;
まぁ簡単に粗筋みたいなものを説明すると、複雑な家庭環境で育った男子高校生・佐々木一兎は、ふとした切っ掛けにより、自らの殺意や闘志を銃器の形で具現化できる超能力に目覚め “パラベラム” と呼ばれる存在となるが、その変化は彼に仲間という存在をもたらすと共に、“パラベラム” 同士への戦いへと導くものでもあった……というカンジでしょうか。
とりあえずガンアクションの描写については、特殊能力で呼び出される銃というのが作中オリジナルのものということで、前述の 「ヤングガン・カルナバル」 とかに比べると、この巻ではやや精彩に欠けるような部分もあったように思えましたかねー……。
ただその一方で登場人物たちが 「ヤングガン〜」 よりも日常生活 (ごく普通の高校生活) を大事にしているっぽいというのは、もし今後この作品がシリーズ展開して続刊が出るようであれば、その辺りで 「ヤングガン〜」 シリーズとは違ったこの作品ならではの面白さなんかも見えて来るのかなー、と個人的には楽しみに思ったのも事実だったりして。


もっとも、何気にこの作品ってば、作中で色々と今後に続くような伏線らしきものを散々張り巡らせているにも関わらず、後書きを読む限りでは、今後シリーズとして展開していくか否かは未定っぽいらしいんですよねー……(汗)。
まぁそんなワケで、とりあえず最初の巻しか出ていない今の時点では、深見氏のガンアクション描写が好きな人ならば結構楽しめるのではと思えた……というのが、正直な感想・オススメの程度ですかねー。ただし、これが本格的にシリース作品として展開して、他の作品とは違った面白さ・独自の味を魅せてくれるのであれば、またオススメ具合も変わるかも知れませんけどね。
とりあえず総論としては、深見氏のファンで、今後彼の新シリーズ作品を読んでみたいという人は買っておこうぜ……と、まぁ大体そんなカンジでー(^^;


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