あと本当は今日は

その読みかけの本が気になってる為、ニュースとかネタとかを取り上げる予定は無かったんですが、まぁちと気になるニュースがあったりしたので、ちと簡単にですがご紹介をー。




「キレる子」の原因探れ、食事・睡眠など追跡調査へ

児童・生徒が授業中などに突然、「キレる」原因を解明しようと、文部科学省は2007年度から、「定点観測」調査に乗り出す。



んー……っつーか、この最近の子どもがよくキレるという現象と言うのは、そりゃあまぁ確かに生活習慣とかも関係しているのも知れませんが、でも子どもがキレやすくなった、というか抑えが利かない子どもが増えたというのには、その子への教育とか社会風潮そのものが関係してると個人的には思うんですよねー。


ちょいと乱暴な言い方ではありますが、ある意味では今の世の中って 「図々しい者勝ち」 な部分ってのが昔に比べて増えてると思うんですよ。身近な所で言えば、電車待ちの列への横入りや、平然と信号を無視をする歩行者 & 自転車等、「やっても誰かに注意されるくらいで罰を受けることは無い = だったら自分がその不快な行為を受ける前にやってしまえ、被害者よりは加害者になっちまえ、どーせ罰則は無いんだし」 ……みたいなカンジで。
で、赤の他人の大人だけならまだしも、自分の親までもが、そーいう社会のルールとかを平然と破って過ごしている、もっと言えば我慢をしないで過ごしている後ろ姿を見て子どもが育つとしたら。
……そりゃあやっぱり、いくら他人である教師とかが 「ルールは守りましょう、我慢をしましょう」 と言ったところで、一番その子と多くの時間を共にし、そして一番の教師となるハズの親がそんな始末では、その子にルールの遵守や我慢を覚えさせるのは難しいんじゃないかなー、と思うんですよ、ハイ。
そしてそーいうコトを踏まえて考えると、今本当に “キレない社会” 作りの為の教育やしつけが必要な人間ってのは、子ども達ではなく、自分も含めた20〜50代辺りの、子どもを育てる側であると共に、今のこの 「図々しい者勝ち」 の社会風潮を作ってしまった大人達の方であり、彼らにこそ、社会のルールを守る姿勢作りとか我慢をすることの重要性ってヤツを説く教育をし直すべきなんじゃないのか……と個人的には思ったりするんですよねー。


……などと、ちと珍しく真面目なコトを語ってみましたが。まぁそうは言っても、実際に今社会で働いている人たちに改めて何かを教育し直すっつーのは非常に難しいとは思うし、そもそも↑上に書いた仮説・考察自体からして何のデータ的裏付けも無い戯言的発言・根拠の無い適当な発言だったりするんですけどね(苦笑)。
そもそも上記の説では、親がしっかりとルール遵守や我慢の精神を教えたのに、それでもキレてしまう……なんていう子の行動パターンは一切説明出来なかったりしますし。
ただまぁ総括的な個人の意見として言いたいのは、これでもし今回の政府の調査で 「最近の子は戦前に比べて孤食をするコトが多い(共働きの両親も多いし兄弟が少ないんだからある意味当たり前)」 とか 「最近の子は就寝時間が遅くなった(逆に、共働きで遅く帰って来る両親を待って食事するならこうなるのもまた当然)」 といった調査結果が出たとしても、だからと言って、今の日本社会の風潮とかの問題を無視して、その調査結果のみから子どもがキレる原因を探ろうというのは無謀・無意味だよなー……というコトでして。
まぁ何つーか、要はこーいう調査っていうのは、その調査結果を多角的に分析したり、あるいは一見無関係に見える結果とか情報ってのを持って来て適切に組み合わせられる人・能力っていうのが必要不可欠であり、そーいう所にまでちゃんと気を回して調査して欲しいなー……と。何だか、何となーく消化不良っぽい部分があるような気がしないでも無いですが(汗)、まぁとりあえず、一応の無難なオチとしてはそんなカンジでー。