あと実は土曜日は

飲み会に行く前に、午後に一度新宿に出て映画 「時をかける少女」 を観に行くなんていう真似もしてたりしまして。……って、そんなコトをやっているから、オール明けで一日休んでもまだ心身の調子が戻らなくなったりするんですが(汗)。
まぁ、そんな後悔先立たずな話はさておきまして。その観て来た 「時かけ」 なんですが、個人的には非常に満足というかかなりオススメな映画だったというコトで、以下ごく簡単に、ネタバレしない程度に感想なんぞを。




えー……とりあえず、観終えた後真っ先に思ったのは、「もう一回観たくなる作品だなー、コレ」 というのが正直な感想でしたねー。というのは、まぁこれは当たり前のコトではあるんですが、一度最後まで観終えて、オチというか結末を知ってから改めて内容を振り返ると、「もしかしてこの結末に繋がる伏線ってもっと随所にあったのでは」 と思えたりする部分もありまして。
何と言うか、勿論基本となるストーリーの出来の良さも然ることながら、そういった話の構成もまた上手と言うか巧みだったように思えるんですよ。序盤〜中盤に掛けての、真琴・千昭・功介の3人による掛け合いや、真琴がタイムリープ能力を手に入れて間もない頃の彼女のはしゃぎっぷり等、(以下、ちょっとネタバレが際どい発言ですが) 物語のオチを知ってしまうと、その光景がまた最初に観た時とは違った感慨深さで見れるようになる……みたいな感じで。
この辺り、オチを知らずに観ても十分楽しめる内容であるのは勿論のこと、オチを知ってから観たなら観たで、今度はまた違った視点で物語を楽しめそうだというのは、それだけこの作品が複数の面での魅力を持っている・観客を惹き付ける力を持っている作品であることの証拠だと思うんですよねー。
また、そういったストーリーの良さといったものに加え、あるいはこれはこの作品がややインディーズ寄りの作品だからなのかも知れませんが、キャラクター達の言動が微妙に生っぽい・妙な所で妙な現実味があるというのも、個人的には楽しめた要因の一つだったりしました。
突如手に入れたタイムリープ能力を無邪気に使い倒す真琴は勿論の事、他のキャラクター達も、言動が何気に結構リアルというか、上手い具合に生っぽさが出てるのが良い感じでしてねー。あるいはこの辺は、ヘタに大きな規制とか枠組みとかに囚われないインディーズ的な作品だからこそ出来る演出と言うか味付けだったのかなー……とか思ったり。
……まぁその一方で、ちょーっとばかりその言動に矛盾のようなものを感じるというか、全体を通して見ると 「ん?」 と首を捻りたくなるような言動をシーンによっては見せているキャラクターなんぞもいたりするんですが……その辺はまぁ、ご愛嬌と言うか許容範囲ではありましたけどね、えぇ。


えー……何だか相変わらず、文章が長くなると支離滅裂になるというか、自分でも何を書いているのかよく分からなくような文章になってしまいましたが(汗)。
まぁ結論としては、上映される映画館がかなり限定されていて、そういう意味では非常に 「見辛い」 作品ではありますが、でもその苦労に見合っただけの面白さはある映画だと自分的には思えました。っつーコトで、興味はあるもののまだこの作品を観に行っていない、興味はあるけど観るかどうか迷っているという人は、是非とも観に行くべきだと言える作品ですので、頑張って観に行った方が良いですよー……と、そーいう感じが結論ってコトでー。