あとダラダラしていたついでに

今日は日中に、先週末に買っていた平野耕太氏の 「HELLSING」 の最新刊・第8巻を読んだりしていたんですが。


HELLSING 8 (ヤングキングコミックス)

HELLSING 8 (ヤングキングコミックス)



いやー……相変わらずこの作品ってば、面白いことは間違いないし、絵の描き込み具合とかも凄いなぁとは思うんですが、でもその一方で、ストーリーの進まなさ具合も凄いッスよねー(苦笑)。っつーか、魔弾の射手ことリップヴァーンはまだしも、トランプマンな伊達男何ざ、いつ何処で出て来たどんなキャラだったかすっかり忘れてて、慌てて古い単行本を本棚から引っ張り出したりして確認してしまいましたよ、えぇ(^^;
まぁ何にせよ、決して不特定多数の人間にオススメ出来る作品では無いものの、この独特の雰囲気とか絵柄とかは他に類が無いし、ハマれば非常に面白いコトは間違い無い作品ではあるので、個人的には次の巻が出るのが非常に待ち遠しい限りですよ。……もっともこの作品の場合は、順当に考えても、早くても恐らくは来年の夏〜秋にしか出ないんですけどね、次の巻何ざ(--;


あー、あと個人的にちょっとばかり気になった部分として、この巻の最終話で描かれている、アーカードの幼少期の某体験についてなんですが。
えーと……まぁアーカードの場合、他の吸血鬼に血を吸われることで吸血鬼になったというのではなく、自らの力 (あるいはそれは、神への怨嗟と生への執念とかでしょうか?) で吸血鬼になった存在である以上、そーいう瑣末な前提条件的なものには囚われないのかも知れませんが。
……でも何気に、“突っ込む側” か “突っ込まれる側” か(下品)という差はあるものの、幼少期に自らの処女性が失われている以上、アーカードは吸血鬼には成れないというか、吸血鬼として覚醒した時点で、普通ならグールになっちまいそうな気がするんですけどねぇ(^^;
それとも、あくまでもそれは 「自らの力で化け物となるのではなく、他人に強要されて化け物になる場合限定」 の話であって、自力で人間という枠を捨てて化け物になる場合には当てはまらない話なのかしら。
まぁどっちにせよ、最早ここまでの能力を持つとなると、既に “吸血鬼” という枠すらも飛び越えてるというか、化け物という枠すらも飛び越えてる気がするので、そんなのはホントに文字通りの瑣末事でしかないんですけどね(苦笑)。