昨日は三年寝太郎だったつーのに

何気に今朝も朝から眠かったりするんですが(汗)、まぁそんな個人的な話は一先ずさておいて、とりあえずはいつものカブトの感想をー。




仮面ライダーカブト


さてさて。いよいよ物語も後半戦に突入というコトなのか、前回・前々回に引き続き、色々と情報の詰め込み具合がかなり激しかったような気がする今週のカブトですが。
まずは、前回のラストで天道と対峙した加賀美パパンについてですが。ある意味予想通り、天道の質問をあっさりといなした挙句に、去り際に 「妹さんは元気かね」 などという意味深なセリフを吐いて退場ですか……。いやはや、まぁそんなのは前々から分かっていたことではありますが、やっぱり加賀美パパンは悪役・それも小物ではなくかなりの大物っぷりを感じさせる類の悪役ッスねぇ。
まぁ、こーいう腹にイチモツ抱えた悪役 (ちなみに、言動が渋いっつーのはこの手のキャラの必須条件) っつーのは個人的には大好きですけどね、えぇ(^^;
あと、喪服の女性が変身した強そうなワームに前回から突っ掛かっていた影山ザビーと風間ドレイクに関しては……えーと、まぁ影山ザビーがこういった相手にボロ負けする・古くはテリーマンやらクリリン (後半はベジータ) に代表される、典型的な 「ライバルがボロ負けすることで敵の強さを表現する」 といった演出に用いられるのは最早日常茶飯事なので軽くスルーするとしまして(苦笑)。
……それよりも、かなり久方振りの登場だったっつーのに、その影山ザビーの巻き添えを食う形で、登場 → とりあえず変身して戦闘 → ボロ負けして出番終わり、という実に見せ場の無い登場・退場に終始してしまった風間ドレイクが哀れで仕方ないのは自分だけでしょうかー?(^^;


んでもってあとは、何やらワームに助けられたり、かと思えばそのワームをアッサリと不意討ちで刺し殺したり(汗)していた神代サソードですが。
んー……前回の話の時点では、「あるいはもしや?」 と思う部分もあったんですが、今回の神代の動きを見ていると、前回プールで天道妹・樹花が岬に化けたワームに襲われそうになった時に彼女達の前に割り込んで来たのは、ワームの気配を感じたからとかではなく、あくまでも自分が目立ちたかったからだけのようですね、これは(苦笑)。
しかし、岬に化けたワームを散々 「姉さん」 と呼んで慕ったりしている辺り、普通ならばこれで本物の岬に対しても、恋愛フラグの1本も立ちそうな気がするんですが……でも相手が真性シスコンの神代だからなぁ。加えて、自分も正体はワームだっつーのに、相手がワームだと確信した途端に、岬に化けていたワームを容赦なく不意討ちで刺し殺すし……。
ちょっと前のじいやの家出絡みのエピソードでちったぁ大人になったかと思ったんですが、やっぱり神代は神代のままっぽいですね、こりゃあ(--;


えーと、とりあえずまぁ、これらの脇役ライダー(苦笑)の話はこれまでにして、主人公的存在である2人のライダーへと話を戻しますと。
んー……とりあえず天道に関しては、一応全体的には、これまでならどこまでも超然としていた彼が、今回初めてと言っていいほど、妹の樹花とひよりを守る為に必死になったり、あるいは 「何があっても守る!」 などの熱血系なセリフを吐くなど、良い意味で見ている側の期待を裏切るというか、これまで見せたことのないシーンが多く見られたというのは良かったと思うんですが。
でもそれだけ良いシーンが多かったにも関わらず、一方では、何やら海辺で黄昏ていたかと思えば、次のシーンではいつの間にかタクシーの前へと現れるという、悪い意味での “平成ライダーの典型” である瞬間移動的なシーンがあったのには、個人的にはどーにも興が削がれる感じがあったりして(--;
せめて、これらのシーンとシーンの間にCMを挟むとか何かがあったなら、もうちょっと素直に楽しめたかなー、とか思ったり。
そして加賀美については……んー、まぁこっちはこっちで、田所や岬の動きまで含めていつも通りというか、天道のようなこれまでと雰囲気の違うシーンってのは無かったような気がするものの、でもその一方で、加賀美が田所を説得するという流れは結構良かったんじゃないかなー、と思いましたねー。
これまでの加賀美であれば、田所がZECTを辞めると言われれば、「じゃあ自分も付いていきます! 今後はZECT所属じゃないライダーとして自分は戦います!」 とか言いそうな気がしたんですが、そうではなく、マスクドライダー計画という企みの全てを暴く為に自分は敢えてこのままZECTに残るし、その為に田所と岬にもZECTに残って欲しいと彼を説得しようとする辺り、天道と行動を共にしたり、あるいはガタックの力を手に入れたりしたことで、加賀美は大きく成長したと言えるんじゃないでしょうか。


まぁ何はともあれ、とりあえず今回の話で、これまでにも色々と紆余曲折あったもののも、それでもどうにか、ボクっ娘・ひよりという “ヒロイン” の信頼を得た天道カブトと、こちらも同じく紆余曲折を経つつ、田所と岬と言う “仲間” の信頼・本格的なサポートを得ることとなった加賀美ガタック……。うーん、この辺は素直に 「イイ感じのストーリー展開だなぁ」 と思ったというか、これで本当に2人のヒーローが確定した・活躍の準備は整ったってカンジがしてきましたねー。
これまでも、変身前のそれぞれの性格とか、あるいは変身後はその姿や戦闘スタイル等で対比構造が描かれてきた感のあるカブトとガタックですが、これで今度は、「ヒロインの信頼を得つつもあくまでも孤高のヒーローとして戦うカブト」 と、「周囲の思惑や陰謀等に踊らされつつもそれでも仲間と共に正義の戦いを続けようとする正統派ヒーローのガタック」 という、ヒーローとしての在り方みたいなものまで対比構造的になってきて良いカンジかと。
やっぱり、あくまでも天道が最近流行の 「孤高のクールヒーロー」 で行くというのなら、加賀美には 「ベタベタ過ぎるほどに王道な熱血正統派ヒーロー」 であって欲しいものですよ、ハイ(^^;
……しかしそれにしても、カブトのバイクのあの角が生える変形もどうかと思ったものの、ガタックバイクの空飛ぶサーフィンモードはもっとどうかと思うんですがねぇ(苦笑)。


んでもって次回は、結局前回と今回はちょい役的な出番しか無かった風間ドレイクが主役の話となるようですが、果たして風間は今度こそ活躍出来るのか? ゴン無しで、マトモに会話を繋げることが出来るのか?(笑)
まぁ色んな意味で、とりあえずは次回も期待かしらっつーコトでー。