例によって例の通り

土曜の夜の更新というコトで、何はともあれまずは 「BLOOD+」 の感想からー。




▼「BLOOD+


ハイ、っつーコトで今回は冒頭からして、(作中時間的には) 1年ぶりの小夜登場となったワケですが。
んー……何と言うか、小夜ってば戦い方が荒っぽくなってます? 以前の戦い方が、どちらかというとヒット&アウェイスタイルっぽかったのに対し、今回見せたやり方は、よりガチンコスタイルっぽいというか……。まぁこれはこれで、後で判明する小夜の性格の変化・変貌を考えれば、その雰囲気を良く表しているカンジで悪くない、というか良い表現だと思いますけどね。
あと、小夜を抱き締めるハジの手が微妙にエロスいと思ったのは自分だけでしょうか?(^^;


で、エロス繋がりで出て来る(苦笑)ジュリアさんはといえば、現在アメリカにおいて、かなりイカレた目をしてイカレたコトを語る教授の下、例のシフの改良版を作ってるようでー。
しかし、何でジュリアさんはそのイカレ気味の教授なんぞの下で改良版シフを作ったりしてるんですかねぇ。何か止むに止まれぬ事情でもあるのか、それとも、「赤い盾」 本部だった船が沈められたということで、デヴィッドを始め他のメンバーは全員死亡したと思い込んで、教授が命じるままに流される生活をしている……とかなのかしら。
これが後者なら、デヴィッドがアル中から復活して彼女の前に現れでもすれば、また小夜達の味方に戻る可能性は低くないと思うんですが……果たして、どーなりますやら。
あと、そーいえば今回、デヴィッドがカイと一緒にご厄介になっている家の子ども達の前で飲んでいたのは、あれは瓶入りの水・ミネラルウォーターでしょうか。だとしれば、まぁその後またハジの前でポケットウィスキーを煽ったりしてましたけど、人前で無闇に酒を探したり飲んだりしないというだけでも、とりあえずアル中脱出の第一歩……と言えるかしら。


まぁ、脇役たちについての話はとりあえずこの辺でさておいて、話は再び、1年ぶりにカイたちの前に姿を現した小夜についてですが。
いやー……それにしても、ベッドで目を覚ました途端に、目の前の女の子に殴りかかるとは……。何と言うか、完全に戦闘マシーンってカンジですねぇ、今の小夜ってば(汗)。
更にその後の各種シーンでも、目が赤い状態・対翼手戦闘モードになってなくても、沖縄に帰れだの何だのとあれだけキツイことをカイに言うってコトは、今の小夜は、この1年間で完全に性格が変わったってコトなんでしょうか。それともあれは、以前にハジとだけでロシアで戦いを繰り広げていた頃の性格・人格に戻ってるとか、そーいうカンジなのかしら。
……しかし、この一年間の経験が性格を変えたにせよ、あるいは昔の人格に戻ったにせよ、犬を見て腹を鳴らすっつーのは、ある意味、倫理的にはかなりグレーゾーンというか、考えようによってはほぼアウトなんじゃないかしらー……(--;


あー……ところで、まぁ一応自分としては、あまりこーいうblogとかサイトとかにおける文章・作品に対する感想文で、その作品の不満点を述べるのは良くない・歓迎すべきではない行為ではあるとは思うんですが……でもやっぱり、今回の戦闘シーンは全然迫力が無かったなぁ、とか言ってみたり。
んー……何が問題なのかしらねぇ。とりあえず、作画がやや崩れているようなシーンも時折はあったけど、それが極端とまではいかなかったハズなんですが……あとは、戦闘シーンの構図というか、今一つ戦闘の様子・流れみたいなものが掴みにくい展開だった気はしましたかねぇ。
この辺、この作品って、回によっては戦闘シーンが凄く良く出来ていると思えることも少なく無いだけに、今回のような、小夜がすっかり戦闘マシーンのような人格になっての再登場という、ある意味戦闘シーンが話の中で結構重要なウェイトを占めかねない回において、その戦闘シーンがイマイチだったというのは、何とも残念な気がしたなー……とボヤいてみたり。
でも真面目な話、ストーリーの流れ・展開ってものを考えるならば、やはり今回の戦闘シーンは是非とも良い出来で描いて欲しかったとか個人的には思いますよ、ハイ。


そして今回の最後は、ディーヴァがTVで歌ってるシーンで締め、と。んー……TVに堂々と姿を現していることから考えると、ディーヴァってばこの一年間の間に、化け物としての本性を隠して人間社会に浸透したのかしら。まぁ、「赤い盾」 という対翼手団体の消えた今となっては、金とコネさえあれば、姿形は紛れも無く “人間” である以上、ディーヴァが “人間” として社会に溶け込むのだって不可能ではないんでしょうけどね。
まぁ何はともあれ、今回の一件で小夜の無事・生存は確認出来たものの、一方で、小夜はすっかり性格が変貌してしまってるし、デヴィッドもまだどの程度復活したのか不明だしと、色々と問題は山積みのようで。果たして、既に全体の放送回数的には半分を過ぎてしまっている中、これだけ大胆な仕切り直しをして、どうやって今後の話は展開していく & 収束していくのか。色々と気になりつつも、とりあえずは待て次週、ってコトでー。