相変わらずいつものよーに

土曜の更新ってコトで、まずは 「BLOOD+」 の感想なんぞからー。




BLOOD+


さてさて。とりあえず今回は、まぁサブタイトル (「ジョエルの日記」) からしても分かるように、またまた小夜の記憶追憶編・過去編ってコトで、主に小夜と現在のジョエルとの会話がメインの話だったワケですが。
……うーむ、まぁあの異常な能力の数々からして、小夜とディーヴァは (人間ではないのは勿論ですが、それ以上に) 明らかにまともな生物では無いとは思ってましたが、まさか生まれからして、翼手(?)のミイラの腹から出て来た子どもだったとは。
っつーか、以下は完全に邪推ですけど、この流れからすると、もしかして小夜やディーヴァって地球外生命とかって可能性もありそうですよねー。実は彼女達は他の星から流れ着いた生命体で、今の彼女達が人間の形をしているのは、彼女達が繭の状態にあった時に最初に受けた血が人間のものであったからであり、つまりは、最初に受けた血を持つ生物の形で繭から生まれる = その星の本来の生物に擬態する能力を生まれながらにして持っている生命体である……と、まぁそんな妄想もアリかなー、とか。
まぁ、太陽系以外の銀河系からの来訪者なんざ、クトゥルー神話とかに慣れ親しんだ人にとっては、これぐらい日常茶飯事的な思考だよね、みたいなっ(^^;


さて、何だかちと話が大幅に脱線しましたが、とりあえず話を戻しまして。
で、初代ジョエルとアンシェルによって繭から孵された後、小夜とディーヴァは其々、一応はまともな人間のように育てられる者と、あくまでも実験対象として飼われる者へと道が分かれたワケですがー……って、いくら真っ当な生まれ方をしてないとはいえ、紛い也にも人間の形をしている生物を、名前も付けずに塔に監禁って、何気に初代ジョエルって人でなしっぽいよなー、とか改めて思ったり。
しかし、小夜とディーヴァという、同じ境遇・同じ生まれ方をした2人のその後の生き方を決定付けたのは、(あるいは、また後で何かこの選別が行われた理由・選定基準が語られたりもするのかも知れませんが) ほとんど運のみだとは……いやはや、どーにも残酷ですなぁ、現実ってヤツぁ。


んでもって、そんな衝撃的な生まれが語られた後は、既に初代ジョエルの時点で、小夜とディーヴァの血は互いに受け入れない・相容れないことが実験で分かっていたコトや、ハジは最初から小夜に用意されていた花婿であるコトなんぞが語られたり。
まぁハジについては、既に動物園に引き取られた婿入りが決定していたってのは流石に予想外でしたけど、でも幼い頃から小夜と共に居たという意味では、彼が婿候補だったってのは、それ程意外では無かったように思えましたねー。


そして、一頻りこの動物園でのエピソードが語られた後は、続いて、これまた小夜の謎の過去の一つであった、ベトナムでの事件へと話は移りまして。
……うーむ、ベトナムで米軍と翼手の両方が小夜に攻撃されたのは、ハジの血で強制的に覚醒させられた為に小夜が暴走状態にあったから、と。で、この時の暴走によって、ファントムとハジは其々片腕を失っていた……ですかー。
成程々々、これでようやく、ここに来て突如学園長のファントムが再登場したのかが分かりましたよ(笑)。っつーか、またまた以下は完全に邪推なんですけど、これで近い内に小夜がファントムを今度こそ倒すことによって、まずはベトナムでの悪夢・過去に踏ん切りを付けるとか、そーいう展開への伏線なのかなー、とか思ったり。


あとは、そーいえば第1話とかで、妙にジョージパパンと今のデヴィットとの関係が訳アリっぽい感じだと思ったら、小夜を無理矢理に覚醒させたのがデヴィットのパパンで、そして彼の遺言で暴走後の小夜を保護したのがジョージパパンであったと、そういう因縁でしたか。
んー……っつーか、まぁ物凄い客観的且つ冷徹な見解の述べるならば、先代のデヴィットが暴走した小夜に殺されたのは、(恐らくは上官の命令とかだったんだろうけど) 自業自得であって、小夜が悪いというワケでも無ければ、翼手によって家族を殺されたってのとも微妙に違う、って感じなんですけど……でもやっぱり今のデヴィットにしてみれば、小夜を憎むというワケにもいかないし、かと言って父親の死を自業自得の一言で片付けることも出来ないってコトで、その矛先をディーヴァ達翼手全体に向けてるのかなぁ、とか思ったり。
まぁそんなカンジで、何だか今回はちと色々と情報が詰め込みっぽい感もありましたけど、でもまぁこれで一通りは小夜の過去も語られた・判明したってコトで、ようやく来週からは、思い出せない過去とかをネタにウジウジと悩むだけのような展開は減る・無くなるのかなー、という期待もあったり。
……もっとも、これでどうにか小夜が自身の過去で悩むコトは無くなりそうですけど、その分、今回のラストシーンを見る限りでは、今度はリクの、家族の中でただ一人自分だけが人間だということでの孤独感やら疎外感やらが出てきそうな気はしますが……まぁとりあえず今は、あまり余計なことは考えずに次回以降の展開に素直に期待しておきましょうかねぇ、ハイ(^^;