とりあえずいつものよーに

随分と遅くなってしまいましたが、例によって今日の 「BLOOD+」 の感想をばー。




さてさて、まずはオープニング前のアバンからですが。
とりあえず、ディーヴァは小夜と血の繋がった家族であり、共に動物園で生まれ育った仲である……と、まずは全開までのおさらいに加え、ディーヴァはソロモン達の母にして恋人である、などという意味深な発言というか情報なんぞも改めて出て来たり。
んー……この辺は、これまでにも同様の情報が既に作中に出て来ていたことを考えると、新たな情報の提示というよりは、現在の状況の整理ってなカンジなんですかねぇ。まぁ、伏線やら隠れた設定といったものが結構乱立状態なっているような印象が強い作品なので、たまにはこーやって整理して頂けると、鶏頭な自分なんかにとってはかなり有り難いのは事実で(^^;


んでもって、オープニングを挟んで本編へと移りまして。
えーと、まずは、デヴィッドたち 「赤い盾」 のボスであり、そして比較的新しい・登場して間もない新キャラだっつーのに、何だか話の流れ的にちっとも出番の回って来やしない(苦笑)ジョエルについてなんですが。んー……何やら今回、「日記を継ぐことになった」 みたいなセリフ回しがありましたけど、それを考慮すると、やっぱりあの日記の書き手っつーのは、小夜を作り出したという、あの動物園屋敷の主であった初代のジョエルさんなんですかねぇ。
そして、この現在のジョエルってのは、翼手によって家族を失っているお人だとか。えーと、少々ベタな気はしますが、彼の場合は、先代ジョエル = 父親を翼手に殺された……とかですかねぇ、彼の場合は。まぁこの辺は、今すぐ現在の小夜たちの状況と関わって来るってワケじゃなさそうなので、謎解きはもうしばらく後になりそうですけどねー。


で、ここで再び画面は小夜たちのいる動物園へと戻り、ハジとソロモンの小競り合いなんぞも挟んだ後、ソロモンと小夜だけのデート状態へと移ったワケですが。
あー、何であの屋敷を “動物園” と呼ぶのか、これまで何となく疑問でしたけど、成程、あれは動物園というよりかは、むしろ“実験場”ってな意味でしたか。そして、初代ジョエルこそがその実験場の主で、小夜やディーヴァの “創造主” だそーで……って、まぁ全てはソロモンの発言なので、必ずしもこの発言全部が真実とは限らないっぽいですけどねー。
ところで、ここでソロモンが言う血の繋がりってのは、翼手としての血のこと……なんでしょうねぇ、やっぱり。それぞれが翼手になる前から家族だったというには、ちと人種が違いすぎているみたいだし。


そして、そんな血とか家族とかといった話の後は、それに加え、何やら小夜とディーヴァは定期的に約30年間の眠りに就く性質である……とかいう話も織り交ぜつつ、Bパートへと話は移りまして。
引き続き、小夜の知らない数々の情報の提供に加え、小夜が持つカイやリク、そして初代ジョエルとの絆は偽りの愛情である言い、小夜を翼手側へと誘うソロモン。あー、まぁ確かに、もしこれで本当に小夜と翼手が完全に同族 (あるいは、吸血鬼モノとしては定番の、“噛む”側である主 = 小夜と、“噛まれた”側である従者 =翼手という構図) であるとすれば、その真実を意図的に隠したまま小夜に翼手を狩らせるっつーのは、本人にその覚悟をさせぬままに同族殺しを強いるってコトですから、ある意味かなりエグい仕打ちですわなぁ。
で、小夜たちがそんな 「家族とは、そして血の繋がりとは」 というコトを話している正にその時、タイミング良く、小夜の母親についての何かを知ったコトで本当に小夜は自分達の家族なのかと疑問を抱いてしまうカイ & 「ジョージはそれを知ってなお小夜を受け入れていた」 と言うデヴィッドのシーンなんぞが挟まれたり。いやー、この辺、ベタだけど良いタイミングっすなー。個人的には結構好きですよ、この話の流れと言うか演出。


で、まぁその後もソロモンは粘り強く小夜を翼手側へと誘うも、結局最終的にはハジに武力で邪魔をされてしまい、そのまま2人での戦いへと移行、と。んー……まぁ、まだ其々互いに本気は出していないのか知れませんが、でも、ハジの手刀を受けても超高速で治癒回復したり、目にも止まらぬスピードでの瞬間移動が出来たりっていう様子を見る限りでは、同じシュバリエではあっても、実力・戦闘力的には明らかにソロモンの方が上っぽいんですが……どうなんでしょうねぇ、実際。
んでもって、小夜は小夜で、ハジのインターセプトによってソロモンからは解放されるも、今度は何やら歌が聞こえるってコトで、それに導かれるままに、以前にディーヴァが幽閉されていた塔を登るリクと、彼を追う小夜。しかし、追い付いた小夜が見たものは、ディーヴァと思しき青い目を持つ少女に首筋を噛まれ血を流すリクの姿だった……という所で、次回へ続くとなったワケですが。
いやはや、これまで随分と紆余曲折と言うか、寄り道やら必要性に疑問を感じるエピソードやらも多かったですけど、今回の話は結構良い出来じゃないでしょうか。アバンやソロモンと小夜との会話とかで、多少の謎解きとかも行われましたし、ストーリー的の展開という点でも、ディーヴァと思しき少女が姿を見せたり、早速リクがそのディーヴァに噛まれたりと、色々と動きがありましたし。
とりあえず、次回以降もこれくらいの動きが毎回あることを期待しつつ、次回に乞うご期待ってなカンジでー。