日曜の朝なのでー

恒例の感想なワケですが。とりあえず今回は、それだけ色々と感慨深いものがあったということで、まずはついに最終回を迎えた響鬼の方から書いてみたいと思いまーす。




仮面ライダー響鬼




さてさて、いよいよ最終回を迎えた響鬼ですが。
えーと、まずは今回は、オープニング無し・アバンのみアリでの本編突入、と。んー……まぁ、個人的には今のオープニング曲 (「始まりの君へ」) はそんなに好きでは無かったので、これはこれでアリかとは思うものの、最終回 = オープニングは省略ってのも、最近のアニメやら特撮ではお馴染み過ぎるほどの演出・テンプレートだよなぁ、とも思ってしまったり。


そしていよいよ本編に移って……って、ここで突然の 「一年後」 ですかー(汗)。もっとも、前回のあまり良くないカンジでのヒビキと明日夢の別れ方の後では、確かにオロチ騒動直後の話をするよりは、こういった形での後日談の方が良いとは思いますけどね。
で、一年経って、医者を目指す明日夢や、福祉関係を目指すというアキラ、あるいは、結局は学校に来なくなりヒビキの下での修行のみに専念する桐矢など、それぞれの道を選んで歩き始めた若人達なワケですが。あー……確かにまぁ、あれだけ結構キッツイ別れ方 (しかし、この 「(明日夢とヒビキとの)別れ方」 って表現、書けば書くほどに何だか怪しいカンジが出てイヤかも/苦笑) をしたんじゃあ、「たちばな」 には行き難いわなー。
加えて、今の明日夢は、将来の医師となる為の修行も兼ねて、「たちばな」 ではなく病院 (診療所?) でアルバイトをしてるワケですしー。そりゃあ尚更、「たちばな」 の面々とかヒビキとかに会う機会は無いわなー……って、ヒビキってば何事も無かったかのように声掛けてるしー。どう見てもバイト中だってのに、突然 「ラーメン食べに行こう」 とかトボけたコト言い出すしー(苦笑)。や、まぁあれはあれで、ヒビキなりの気遣いなのかも知れないッスけどね。
しかし、ヒビキと出会ったコトで明日夢の気持ちに揺らぎが出てるのを一発で見破るとは、流石オカンやのー、とか言ってみたり。や、まぁ演出的には定番かも知れないですけど、やっぱりこーいう細かい演出を (それこそ 「定番過ぎる」 からみたいな理由で) 省略してしまうかそれともしっかりと手を抜かずにやるかで、最後の仕上がりって変わってくると思うんですよ。で、今回はそーいう手抜きが無かったのは良かったなぁ、と思いまして。


んでもって、そんなオカンの久方振りの登場があった後は、頑張って一人で子どもを助けようとするも、やっぱり一度はヒビキに頼ろうとしてしまう明日夢 & そこに駆け付けて明日夢を助ける桐矢という茶番劇(苦笑)や、突然出て来た魔化魍に、これまた突然モッチーが攫われるという何の前フリも無い急なイベント(汗)を経て、CMを挟んでの後半・Bパートへと突入していくワケですが。
……っつーか、CMの時はマジで素で思いましたねー、「これ本当にあと15分で終わるのか?」 と(^^;
いや、まぁ確かに結果的には一応無事に終わったんですけどね。けどなー……どーにもなー……って、まぁこの辺のことは一時後回しにしまして、続いてBパートの展開についてですが。


続いてのBパートでは、どーやってモッチーを攫った魔化魍の足取りを追えたのかはよく分からないんですが(苦笑)、とりあえず、ヒビキたちよりも先に和服の男女の館の近くへとやって来た明日夢と桐矢ではあったものの、魔化魍の強襲を受け、桐矢が気絶で一度戦線離脱 & 明日夢の手当てで復活、なーんてシーンがまずは最初にあったワケですが。
……えーと、とりあえず明日夢よ。まぁ、魔化魍が眼前に迫るあの状況下においては仕方ないことだとは思いんだが……気絶してる人間を迂闊に動かすってのは、それがもし脳の血管とかが傷付いての気絶だったら、非常にヤバいことになるんでは無いかねぇ?(汗)
や、確かにあの状況では、そんな可能性による危険性よりも、そのままでは確実に魔化魍に殺されるっつー危険性の方が問題だってのは分かるんですけどね。でもそれにしても、河原とかまで一時撤退するのは良いにしても、そこで行う応急処置が、そういった気絶のダメージをしっかりと診るでもなく、ただ傷口にハンカチを巻くだけってのは、医者志望の人間の行動としては、ちと演出不足な気がするんですがー……。っつーか、更にはそれだけで明日夢を認める桐矢ってのも、これまた茶番にしか見えなくて(--;
スタッフの皆さーん、折角の最終回なんですから、オカンのシーンをあれだけキッチリ作れたなら、この明日夢と桐矢のシーンも手を抜かずにやって下さいよー……。


まぁそんな愚痴はさておいて。そしてそして、とりあえず気絶したことで (っつーか寝たことで?) 多少は体力が回復したのか、続いては、追ってきた魔化魍 vs まだ名無しではあるものの一応は鬼に変身した桐矢の戦いだったワケですが。
あー……まぁ、攻める時は一気にラッシュで押して行けるものの、でも一旦防御に回るとダメダメというアクションは、確かにある意味非常に桐矢っぽいカンジでしたねー(苦笑)。しかし、結局 (自分も鬼になるという意味での) ヒビキの弟子になったのは桐矢の方でしたかー。……何つーか、スタッフに愛されてるのが透けるほどによく分かりますね、桐矢クン(棒読みで)。
そしてその後は、結局その魔化魍は駆け付けた威吹鬼轟鬼が撃破して、明日夢と桐矢がもっちーを救出に成功してバンザーイ、と相成ったワケですが。……やっぱりここでも、如何にももっちーは人体改造一歩手前 (ヘタすりゃ既に改造済み) だったってのに、明日夢は医者志望らしい手際とか診察の様子ってのを見せることはなく、そして桐矢はそんな慌てるだけの明日夢を見て、ここでもまた何の前フリも無く突然明日夢を認める発言をする、と。……いやはや、何処に伏線があったのか視聴者に全く分からない程の伏線でここまで話をまとめるとは、全く以って見事ですね、スタッフの皆様(やっぱり棒読みで)。


あー、あと、ここに至って突然、実は和服の男女もまた、昔の妙な性格の童子 & 姫を髣髴とさせる、タキシードの男 & ドレスの女の手下 (っつーか、童子かクグツ?) でしか無いことが判明したりもしてましたが。
……っつーか、もうこれで最終回・来週からの新ライダーは全くの別物だっつーのに、もっちー誘拐 & 人体改造疑惑といいこの正装の男女といい、何故ここに来て無駄な伏線を出しますかねぇ……。個人的には、確かにこーいう演出での雰囲気作りも大事だとは思いますけど、でも最終回においてはそれ以上に、無駄に謎を残さない・見ていてスッキリ出来る話の構成にしてくれた方が遥かに好みなんだけどなぁ……。
素人考えですけど、もっちーについては、攫ってはみたものの改造前の検査途中の段階で救出に成功、そして和服の男女の方は、彼女が救出されたのを知って 「まだ彼女以外にも手下に出来そうな人間は何人もいるし、自分たちと鬼との戦いは続くぞ」 みたいな言葉を残して退場、とかじゃダメだったんですかねー……(--;


で、まぁそんなこんなありつつも、最後は夕陽が見える海岸沿いの岩場で、ヒビキと明日夢が語り合うシーンで締めだったワケですが。
ヒビキに憧れ、ヒビキのようになりたいと思うことはあったものの、しかしそれでは 「良く生きる」 ことには繋がらないと思い、医者と言う独自の道を選んだんだと、ようやくヒビキに対してしっかりと自分の口で語る明日夢。そして、“鬼ではない弟子” として明日夢を認めるヒビキ。
うーん、この辺は非常に良いカンジですねー。ヒビキという存在に憧れつつも、ヒビキという存在そのものではないものを目指す。他人に憧れを抱いた上での、自らの道・自分と言う存在の確立。それは、憧れの対象となれるような大人が少なく、そして、他人の猿真似ではない自らの道を選ぶことが難しい今の時代だからこそ、子ども達のヒーローであるヒビキたちが、大人と子どもの両方に見せなければならない・伝えなければならないコトなワケで。
たかだか30分の番組の、それもその内のラスト数分で語るには少々難しい (というか自分も未だ消化不良気味だったり/汗) テーマだとは思いますが、でもその後の、「人はいつでも変われる」 というヒビキ (っつーか、あるいは細川茂樹氏本人?) の言葉と相俟って、この番組でヒビキが伝えたかったテーマは、それこそ鬼が叩く太鼓の音のように、ずっしりと心に響いたように思いました。
何はともあれ、色々と大小様々な不満が残らなかったワケではないですが、スタッフの皆様におかれましては、まずは一年間お疲れ様でした & 有難うございました。そして、その中でも特にヒビキ役の細川茂樹氏に対しては、いわゆる他の役者としての役とはまた違う、一年間のヒーロー役大変お疲れ様でした。また何処かでヒビキ的な細川氏が見れるのを期待してます、“シュッ”!(^^;






交響詩篇エウレカセブン


現在まとめ中でーす。 ……ハイ、まとめ終わりました。
ってコトで、無事にまとめ終わったので、続いては今週のエウレカセブンの感想なワケですが。
……へ? サッカー?(汗) グレートウォールへの道がサッカーですカ? っつーか、これがグレートウォールを越える為の試練って……。いや、もう何処からどうツッコミを入れれば良いのやら。
で、まぁ何だかんだ言いつつもサッカー (というかフットサル?) は始まるワケでー。そして、レントンってば、意外とリフティング上手いしー。更には、ホランドに至っては妙に熱血してるしー、特訓メニューとか組んでるしー。っつーか、アンタいつからそんなキャラになったのよ?(^^;
そもそも、繰り返しになりますが、ハップが言う通り、何だってサッカーなのやら(まぁこの辺は後で明らかになりますけど)。


で、そんなこんなで色々とありつつも、結局はみんな人が良いのか、とりあえずフットサルは始まってしまうんですが……お、ドギー兄さんが意外と上手だ、ヘタレの分際で(笑)。ただ、その微妙に聞き取れない必殺シュート名はどーかと思いますけどねー。
あと、もしかしたら普段のストレス・フラストレーションが溜まってるのかとは思いますが、一応相手は、よく知ってる間柄・恋人とはいえ女の子なんだから、キーパー役のギジェットに向けて普通に強そうなシュート打つのはどーかと。っつーか、あとで仕返し受けるんじゃないかしら、ドギー兄さんってば。
そして、そうやって若人達が青春に汗を流す一方で、大人たちなりに今回のサッカーの意図を分析するマシューたち。スポーツで邪念・性的なものを発散ねぇ……。や、普通に考えればそれは非常に妥当な思考だと思うんだけど……でも、相手はあのノルブですからねぇ。そもそも、そのノルブ本人こそが邪念盛り沢山っぽいしー(笑)。
そしてそして、実際に試合してみれば、エウレカまで大活躍 & 一人でサッカーというか練習をしていたということでパスが出せない (というか、恐らくどのタイミングでパスを出せば良いのか経験が無いので咄嗟の判断が出来ないとか、周囲を見渡す目というのを養えてないとかかしら?) レントン
……やー、まぁ事実だからしゃーないとは言え、ホレているエウレカに 「邪魔しないで」 呼ばわりされるのはキッツイわなー(苦笑)。


んでもって、一頻り練習試合が行われた後は、ノルブの企み(?)で突然試合を持ちかけられるコトになったワケですが……って、こりゃまた随分とガラ悪いチームっすねぇ。
で、ホランドが乗り気なせいもあって試合に挑んではみたものの、結局前半戦はボロ負け……って、そりゃあ何が反則かすら満足に知らない面々の寄せ集めじゃあ、当然の結果とも言えるわなぁ。で、後半戦は防御を捨てての攻めまくる作戦ですか。あー、確かに、素人がやるならそっちの方が作戦的にはマシだよなぁ。……もっとも、そもそもズブのド素人が、作戦を立ててそれに従って動くなんて芸当が出来るのかどうかはかなり疑問っぽいですけどね(汗)。
それでも後半戦では、そのホランドのノリに押されるかのように、一気に攻めまくるレントンたち。うーん、何だか妙にスポーツアニメですよ、この辺。
そしてゴールが目前に迫った時、レントンエウレカが繰り出したスカイラブツインシュートで遂に初得点をゲット……って、ホランドが踏み台かっ。まぁ、とりあえず1点はゲット出来た & レントンエウレカも最後には仲直りが出来て何よりで。


そしてその後は、突如現れた軍に追われるかのように逃亡……いやはや、結局あの試合は何だったのやら。まぁ無理矢理にでも解釈するのであれば、ホランドが言う通り、つまりはグレートウォールから全員揃って 「帰って来なければならない理由」 増やしだと考えれば良いのかしら。
まぁ、これまで船外の面々との「強い繋がり」ってのがあまり表現されてこなかったからねぇ。そう言う意味では、確かに今回のサッカー試合は、ゲッコーステイトの面々にとって、楽しい思い出 & 良い体験となったのかも知れないッスねぇ。
んでもってラストは、ゲッコーステイトの面々の後を追うようにして、デューイもまたアゲハ隊を使ってのグレートウォールへの進行を表明して今回は終わり、と。
んー……全員が揃って帰って来なければならない理由を作る、ってのは悪くないとは思うんですけどね。何処と無く根無し草っぽいこの面々にとって、グレートウォール突入という最終局面を前にしてそーいう決意を新たにするってのは、それを死にフラグに繋げるにしても防ぐにしても、大事な演出だとは思いますし。
ただその一方で、だからと言って、よーやく様々な謎も明らかになりつつあって、かなりの盛り上がりってヤツを見せ始めたこの時期に、わざわざ1話丸々を使ってやるほどのネタだったかと言うと……どうなんでしょうねー?
個人的には、もうちょっとアッサリ風味というか、それこそリフあたりをネタにして、AパートがBパートだけをこの理由付けに費やして、あとは他の演出とかストーリー展開を入れておく、ってな構成でも十分だったんじゃないかなー、とか思ってみたり。まぁ、例によって素人の無責任な提案ですけどね。
でもまぁ何はともあれ、これでいよいよFFのラストダンジョン……もとい、グレートウォール突入の準備は整ったということで、遂に次回からは舞台をグレートウォールの周囲へと移しての話となるようで。オープニングとエンディングの曲も変わるようですし、次回はもうちょっと期待して見れる感じでしょうか、ハイ。