そして先週分に引き続き

それでは早速、今週分の 「BLOOD+」 の感想なワケですが。
……あー、そーいえば先週分の感想の所で書くのを忘れてましたけど、先週から第2クール突入ってコトで、オープニングとエンディング変わってたんでしたっけ。んー、とりあえず曲に関しては、自分はOPもEDも前の方が好きかなぁ。ただ、映像・アニメーションについては、OPはコチラの新verの方が好きッスねー。


で、今回は、小夜たちが去った後日談? 的なカンジの沖縄を舞台に、カメラマンの岡村氏の視点で・一般人の視点で小夜たちの動きを追う、という回だったようですが。
あぁ、そーいえば岡村氏って、記者は記者でもフリーライターとかではなく、あくまでも新聞記者だったのよねー。あまりにも “新聞” 記者らしい振る舞い・行動をしてるシーンってのが無さ過ぎて、そんな設定全然覚えてませんでしたよ。
しかし、TBSだからって 「琉球毎日新聞」 ッスかー(苦笑)。ちなみにこの会社名、一見ホントにありそうに見えますけど、実際にはどーやら架空の会社のよーで。調べてみたら、沖縄にあるのは 「宮古毎日新聞」 なる会社だけみたいですねー。


で、そんな新聞社でのシーンを挟んだ後は、何気にこっそりと 「赤い盾」 の一員であるルイスに張り付かれたまま、医者か大学教授あたりと思しき人の下に赴いて “D-67” と関連がありそうなワインの分析を頼んだり (結局は、この後でルイスに空き巣されて奪われてましたけどねー) する一方で、救急病院からジョージの店、更には小夜へと繋がる情報まで入手、と。
……っつーか、あるいはジャーナリストならこれぐらいは出来て当然なのかも知れないッスけど、でもたった一日やそこらでここまで話を進められるってんだから、これが “デウス・エクス・マキナ” の導きで無いなら、全く以って大したもんですよ、岡村氏の情報収集能力ってば(苦笑)。


んでもって、そうやって一頻り動き回った後は、最後に小夜の通っていた学校へと行き、これまた独自に小夜 (というかカイ) の行方を追っていた、真央とかいうヤクザ屋さんのお嬢さんと接触と相成り、そしてそのまま、ある意味愛の逃避行 (もしくは、“カイ”の逃避行) でフランスへ旅立つ、と。
しかし、岡村氏の方はともかくとして、真央に関しては、これまでの第1クールでは完全にノーマークというか、てっきりこのまま第2クールも小夜の友人と共に沖縄お留守番組になるのだろうと思っていただけに、ちと今回の展開は意外でしたねー。
ところで、これは真央に限らず岡村氏の方もそうなんですが、これから小夜たちはロシアへ行くっつーのに、果たしてこの翼手に対しては完全に素人な2人がフランスへ行って、一体何をどうする・どう動かす予定なんですかねぇ、スタッフの皆様的には?(汗)
っつーか、ベトナム編でのカイとリクのパートもそうだったんですが、今のストーリー展開・話の進め方で話の筋をあまりにも増やし過ぎると、無駄に話が冗長になったり混乱を招いたりするだけだと思うんですけどねぇ……。まぁ、この辺は話の見せ方・組み立て方で改善出来るかとは思うんで、あとはそれ次第かとは思うんですが……はてさて、どーなりますやら(--;




んー……全体の感想としては、今回の放送も決して面白くなかったワケでは無いと思うんですけどねー……。
ただ、前回と今回と、あまりにも中弛みしてるというか、確かに合計で4クールもあるんだから、こーいう話が入っちゃあマズイってコトは無いとは思うものの、それがこうやって連続で入って来ると、4クール・一年間という長期のスパンではなく、一話毎・一週間毎の短いスパンで見た時には、やっぱりどーしても観ていて盛り上がりに欠ける・次回も観ようという思いにさせる魅力が弱い、ってのも事実でして。
これがまた数話後とかに、真央たちと小夜たちとの合流が上手い演出・自然な話の流れで出来たのならば、あるいは今回のこの話の評価も上がるかとは思うものの、とりあえず現時点では……んー、正直ちと微妙かなぁ、と思ってしまったり(--;
まぁ、例のファントム校長ことカールは行方不明とか、次の敵・中ボス翼手と思しき黒人さんなんぞが顔を出したりと、真央たちのエピソード以外にもチマチマとした情報の流出・伏線張りはあったので、その点は良かったんだけど……流石に、一番の見所が其処ってのも寂しい話なんで、是非ともスタッフの皆様には、もっと短いスパンでも楽しめる話作りってのを頑張って欲しいッスよ、観てる側としましては。
……しかし、よりによって今回のソロモンたちの居場所は空母ッスかー……何だか、いつもにも増して雰囲気が “反米” っぽいのが鼻に付くなぁ(汗)。特に、輸入牛肉のBSE問題が出た直後だけに尚更ねー……(--;