まぁ愚痴はさておきまして

えー……結局昨日は、最後の方になって睡魔に勝てずに終わってしまいましたが、とりあえずまだもうちょっと書き足りない部分があるというコトで、本日の更新では、昨日に引き続き、赤マルジャンプに掲載された和月伸宏氏の 「武装錬金ピリオド」 の感想なんぞを書いて行きたいと思うのですが。
一応、例によって以下のネタバレアリアリの文章は、「続きを読む」 で隠させて頂きたいと思いますので、既に本編を読了済みの方のみ、この先へは進み下さいませ m(_ _)m









……さてさて、まぁそんなこんなで、昨日の感想の続きなんですが。
と言っても、実際のところ、カズキ vs パピヨンの決着が着いた後の部分に関しては、正直そんなには取り上げる程のものも無かったりするように思えてしまったり(汗)。
敢えて何かを言うならば、ホムンクルスたちは月に旅立ったようですが、パピヨンと違って大半のホムンクルスは抑えきれないであろう食人衝動についてはどないするんでしょ? と思ったり (それとも、冒頭でヴィクトリアがクレープ風に食べていた “ママの味(汗)” の大量生産が可能なのかしら) とか、そーいえばカズキと剛太が握手をしたのって何気にこれが初めてじゃないかしら? と思ったりしたりと、そんなチマチマとした気になる部分なんぞはあったりしましたが……まぁ、全体的に良いカンジのエピローグ・最後の締めとなったんじゃないでしょうか。


……ちなみに、敢えて眼を逸らしておいた(苦笑)パピヨンのオチに関しましては……あー、うん、まぁ性格的にはかーなーり歪んでるよーな気はしますが、それでも、「もっと愛を込めて!」 と一般の人に向けて堂々と言い放ったりする等、ただカズキのみに執着するのではない、超人改め蝶人となっての新たな人生ってヤツを無事に歩み出せたようで、とりあえずは何よりかと(^^;
今後の目的と言うか、彼がこれから何をするのかについてはサッパリ分からなかったりはしますが、でもまぁ、「もう世界を燃やし尽くそうとか人を喰おうとしないなら殺したくない」 というカズキの選択には、如何にもなカズキらしさ・人間的温かみみたいなものが表れてましたし、これはこれで、斗貴子さんと並んで武装錬金ヒロインの双璧を担った(笑)キャラのオチとしては、かなり秀逸と言えるのでは無いでしょうか。
っつーか、理由も無いのに無闇にメインキャラが死んだりしない・安易に悪役を殺してハッピーエンドってオチにしないっつー点からしても、個人的に大好きですよ、このオチは。




で、最後はカズキと斗貴子さんが並んで登校するという、何だか妙に青春してる爽やか系なオチ (ただしセリフはかなり甘々にストロベリってますけどねー/苦笑) で締めだったワケですが。
……そーいえば、結局最後まで、あの斗貴子さんの顔の傷については、いつどうやって出来たものなのか語られず終いでしたねー。あと、子ども時代の斗貴子さんの学校に現れ級友達を皆殺しにし、彼女に錬金の戦士への道を選ばせる切っ掛けとなった、人型? ホムンクルスについても、結局彼は何者だったのか & 既に斗貴子さんと彼との間で決着は着いているのか等について明かされないままだったし……。
や、まぁ武装錬金という作品全体のオチについては結構キレイにまとまったんだから、そこまで細かい点にまで拘らなくても良いかなー、とも思うんですけどね。ただ、どーにもこーいう謎が残るってのがイヤな性質・性格なもので(^^;
それとも、この辺の残った謎については、単行本最終巻に載るという特別読み切り辺りで触れられることになるんですかねぇ。
もしその読み切りで、色々と描き切れなかったこういった謎等に関して触れてくれるのであれば、斗貴子さんのこれらの過去に関する話に加えて、以前にブラボーに捕らえられたムーンフェイスは結局最後のオチにしか再登場しなかったがヤツは一体何だったのか(苦笑)とか、ようやくあのガスマスクが武装錬金だとは判明したが結局は素顔も性別も分からず終いだった毒島の素性は一体どうなっているのか、などについても、是非とも触れて欲しい所ではありますが……はてさて、一体どーなりますやら。


……えーと、とりあえず今日読んだまでの感想としては、まぁ大体こんなカンジで。あるいは今週末などに、また気が向いたら何か追記することもあるかも知れませんが、一先ずはこれにて “連載” は終了というコトで、和月先生におかれましては、大変お疲れ様でした & 近年稀に見る程の面白い作品を有難うございましたっ! 次回作も大いに期待させて頂きますっ!!