あと、ちょっと気になったこととして

同じくトリエンナーレに関する話なんですが。
あるいは、こんなのは私が拘りすぎ・気にし過ぎなのかも知れないんですが。作品を観て回っている最中、入場前のゲートとかでスタッフの方がちゃんと 「会場での写真撮影は禁止」 と伝えているにも関わらず、スタッフの目の届かない所に行くと、結構あちらこちらで、作品とかの写真を撮ってる人がいた……ってのは、正直かなり気になったり。
それも、ケータイのカメラやら小型のデジカメやらではなく、昔ながらのフィルム式の一眼レフや、あるいはデジカメでも結構本格的っぽいものを持ち込んで撮影をしてる人がいたってのは、かなり “おいおい(汗)” ってカンジでしたねー……。
まぁ最近では、ケータイのカメラも200万〜300万画素くらいあったりする機種もあるので、「ケータイなら黙認で本格的なカメラならダメ」 ってことは無い (というか、そもそも撮影禁止なんだからどっちもダメ) なんですが、それでも、スタッフが居なかったので、つい出来心で手持ちのケータイで撮ってしまった……とかいうならまだしも、最初から撮影する気で会場にカメラを持ち込むってのは、正直どーなんでしょうねー……。
まぁカメラの持ち込み自体については、もしかしたら、こーいう所での作品は原則撮影禁止ってのを知らずに持ち込んでしまった、とかなのかも知れませんけどね。でも、いくら 「わざわざ重い荷物を持って来たのに……」 という気持ちがあったとしても、やっぱり撮影禁止の場所では撮影は控えるというのが、カメラや写真に少しでも携わる人間のマナーだと思うんですけどねー……。


確かに、会社の書類等といった、直接それが金を生み出すという代物・情報に比べれば、芸術作品なんてのは、たかが一枚や二枚の写真では複製不可能・そんなことで価値を失うようなものでは無いのかも知れない。けれど、撮影禁止が作り手の意思だというのなら、いくら金銭を払っているとはいえ、それを観て “楽しませてもらう” 立場でしかない私達観客は、多少の不満があろうとも、作り手の意思はしっかりと尊重すべきである……とか思ってみたり。
っつーか、要はあれですよ。この展覧会に来たという思い出を写真に残したい・作品の面白さを他の人にも伝えたいってのは、自分もここでその紹介文らしきものを書いてるくらいなので、その気持ちは確かに分かるけど、でもルールはルールなんだから、それぐらいは守れや、と。まぁそーいうことですよ、ハイ。