ちょっと駆け足で更新ー

えー……いつもならば、土曜の更新はもっと遅くなってからのことが多いんですが、今日は21時から 「喰いタン」 の最終回スペシャルに集中したいので、その前に、ヘタに気懸かり・懸案事項を残さないようにすべく、やや短めではありますが恒例の 「BLOOD+」 の感想をばー。


さてさて。今回はいよいよ、小夜とハジが 「動物園」 へと到着したワケですが。
えーと、船に揺られている 「赤い盾」 の面々に寄れば、あの動物園 (というか、そう呼ばれている屋敷) ってのは小夜の生まれた場所だそうで……って、生まれ故郷だとするなら、何故にまたそんな 「動物園」 なんていう殺伐とした呼び名が付いているんでしょ?


で、まぁそんな微妙なクエスチョンマークを残しつつ、そのまま小夜の回想シーンというか、過去のフラッシュバックらしきモードへと突入したワケですが。
……あれ? あの執事風のお爺さん、何やらジョエルとか呼ばれてます? えーと、エンディングのテロップで声優さんの名前が出た時に、キャラ名の所に “ジョエル(初代)” なるフレーズがあったコトから察すると、どーやらジョエルって名前は、小夜に関わる人間 (というか、小夜の味方となる人間?) が引き継ぐ名前か呼び名で、そしてあの爺さんこそが、「赤い盾」 面々が所有している日記の書き手のジョエルさん……ってコトなんですかねぇ、多分。
あ、あと屋敷には、そのジョエル爺さんだけでなく、何やらアンシェルとか呼ばれる執事さんもいたみたいでー……って、あのアゴ鬚面からすると、そのアンシェルって、今やソロモン達と一緒に (っつーか彼らの先頭に立って) 小夜と敵対している、あのシュバリエのアンシェルのコトなんでしょうか。いやはや、何とも意味あり気ですねぇ、この辺のキャラというかキーワードが。


まぁそんな考察は一先ずさておいて。そして、そのジョエル爺さん達の登場と前後して、何やらショタ風味全開の子ども時代のハジ登場 & 彼が下男として、思いっきり我が侭全開な、記憶をなくして今の小夜になる前の小夜に仕える日々へと突入となったワケですが。
んー……まぁ、小夜がヤギに避けられる話とか、最早半ばすり込み的にハジが小夜にホレたんだろうと思わせるシーンとか、そんなエピソードもまぁそれなりにありましたが、とりあえずこの辺はイジり甲斐が無さそう(苦笑)っつーコトでスルーするとしまして。
で、ハジが屋敷に来てから数年〜十数年が経過したと思われるある日、ハジがショタ少年から無口青年に変貌するまで一緒だったにも関わらず、結局こちらは外見の変化も無ければ、性格の方も相変わらずお嬢様なままだった小夜にせがまれ、切り立った崖の百合の花を採りに行くもそのまま崖から落ち、そしてそこで小夜の血を飲んだことによって、ハジは一命を取り留めた & 超人というか化物というかであるシュバリエへと変化した……と。
んー……まぁ、これで全ての謎が解けたワケでは勿論ありませんが、でもまぁ一応はこれで、ハジが小夜に従い続けている理由とか、小夜という存在を他のシュバリエ・翼手たちが狙い続ける理由とかの、その一端だけでも垣間見れたってカンジでしょうか。


で、まぁそんなこんなで、小夜の血の謎とかハジのシュバリエ化については多少は理解が深まったりしたものの、その後の屋敷炎上とか、アゴ髭面のアンシェルまでもがシュバリエへと変化した理由等に関しては、あの奇妙な塔に幽閉(?)されていた、小夜の妹であるという “ディーヴァ” がどーやら関連しているらしい……というカンジの展開を匂わせたところで、結局はいつものモザイク的・断片的な表現ではぐらかされ、意味あり気にソロモンが登場したところで次回に続く、となったワケですが。
んー……しかしあれですなぁ、実は今回のストーリーって、何だか一見した限りでは、小夜の血の秘密とかハジの過去とか、そういったこれまで謎のままだった設定とかが解明されたよーにも見えるものの、実際には、小夜の血の持つ能力の全貌については、(一般人が迂闊に飲むとシュバリエ化するらしい? ってな不確かな情報は得られたものの) やっぱり依然として謎が多いままだし、ハジがシュバリエとなった理由こそ今回の話で分かったものの、じゃあ何故彼と小夜が他のシュバリエと敵対しているのか等については、これまたやっぱり謎のままなんですよねぇ……。
結局のところ、今回の話っつーのは、幾許かの断片的な情報の開示こそあったものの、全体としては、やっぱり謎が残ったまま、むしろ一部の謎については一層深まるコトとなった……ってなカンジのエピソードだったみたいみたいで(苦笑)。まぁ、こういうカンジの引き・謎の深まり方っつーのは、個人的には嫌いじゃない、むしろ好みだからOKだったりするんですが。
……もっとも、これで最終回になっても謎が明かされないまま、とかでは困りますけどね(汗)。