雪が降ろうと何だろうと

えー……朝起きてみたら、何だか妙に寒い & 窓を開けたらまたしても雪が積もってやがった(汗)とかいう微妙なイベントに今日は朝から悩まされたりもしましたが、それでも、朝無事に起きれて時間があって番組を観れる & レビュー書ける時はここに書きますぜ、というコトで。
例によって、エウレカセブン仮面ライダーの感想でーす。




交響詩篇エウレカセブン


現在まとめ中なんですが…… とりあえず、ラストのホランドは結構格好良かったなぁ & でも、「こんな所では死ねない」 みたいな叫びは、一歩間違えると別の所 (最終回とか最終決戦とか) での死亡フラグになり兼ねないから注意が必要ッスよー、とか。


……というワケで、まとめ終わったのでこちらも感想をば。
とりあえず今回の出だしは、前回の引きから出ている、池というか湖というかの上に浮かぶ巨大な花の蕾を見て、あれがサクヤだとノルブに言われて困惑するレントンからだったワケですが。……あー、まぁこれまでにも多少は過激だったり不思議だったりするような体験をしてきているとはいえ、普通はそーなりますわな、突然そんなコト言われても。
そして続け様に、今度はその蕾から出て来る妙な触手に語りかけるノルブ。……うーん、いくらあれがサクヤだと知っているからとは言え、流石にあれはちょっとヤな光景というか、ヘタに何も知らずにあの光景を見たら悪夢に出て来そうよね、とか(汗)。


んでもって、そんな混乱も覚めやらぬままに、エウレカは一人、そのサクヤの花に潜って行ったワケなんですが。えーと……中は図書館みたいになっている、ってコトでイイのかしら、あの感じは。
って言うか、以前にアネモネと戦った時も、何やら奇妙な攻撃で悪夢のような世界に意識を飛ばされたりしてましたけど、今回もやっぱり、あの図書館らしき光景は精神世界なんですかねぇ。本棚以外何も無い世界と、何やら図書館らしき世界という違いはあるものの、ひたすらに本棚が続く光景ってのは共通してましたし。
そして、エウレカが手に取った本が、表紙も中身も全部白いのまで一緒だったワケですが。んー……あの本・心の中にある本が白いってのは、果たして何を示しているのやら。もしあれが、いわばエウレカの日記とか記憶みたいなものの象徴だとするのなら、人間としての人生とか生きた記録みたいなものが未だエウレカには足らない、とか? 何となく意味あり気なので、どーにも気になるんですけどね、この辺。


そして、そんな光景に戸惑うエウレカの前に、ついにサクヤ様とやらが姿を見せたワケですが……って、あの突然出て来た紫の髪の少女がサクヤですか。何だかこの作品ってば、ノルブの性格もそうですけど、“高潔” みたいな評判のある人物ほど、実際に会ってみると意外と砕けた性格してるよなぁ(^^;
で、今度はそのまま、ノルブとサクヤの過去には何があったのか、という話へと突入していったワケですが。ノルブも昔は真面目な若い僧侶で、サクヤの世話係をしていた時に、彼女に少しでも笑ってもらおうと、蓮の花を食膳に添えたのが、2人が親しくなる切っ掛けとなった、と。
んー……まぁとりあえずこれで、サクヤが閉じ篭もっている花が蓮の花なのは、このノルブとの思い出が基になっている、ってのだけは分かりましたが……しかし、そもそも何だって蓮の花なんぞを食卓に出そうとするかねぇ(汗)。この作品、時折こういう奇抜な行動が普通に出て来たりしますよねぇ。まぁ、結果的には面白いんで全然OKですけどっ(^^;
で、そんなこんなで2人はそれぞれ惹き合うものを感じるに至るも、サクヤに名前を呼ばれた存在と言うことで、結局2人は、何だか島流し風味的に 「グレートウォールの向こう側」 とやらへ行かされるも、その行為は失敗に終わったらしく、ノルブはサクヤの身体に埋め込まれていたコンパクドライブを自身の胸に得て、サクヤは蓮のつぼみへと姿を変えた、と。
……果たして、あのノルブの行為は良かったのか悪かったのか。果たして、ノルブとサクヤがグレートウォールを越えようとしたのは正しかったのか否か。そして、ノルブがあそこでコンパクドライブを引き抜かなかったら、ノルブとサクヤは一体どうなっていたのか。人生に 「たら」「れば」 は無いとは言うものの、それでもやっぱり、そんな話をレントンに漏らしてしまう辺り、ノルブの中では色々と引き摺ってるんでしょうねー……。


まぁそんな少し重めの話なんぞもありましたが、結局は最後は、サクヤに勇気付けられ、そして髪や眉毛が元に戻った姿でエウレカがサクヤの下から帰って来て、いよいよ今度はレントンエウレカがグレートウォールを越える番だ、みたいな雰囲気を残して、とりあえず今回の彼らのシーンは終了となったワケですが。
……それにしても、「一つになるのは怖くない」 とか、「レントンはベタ惚れ」 とか、サクヤとエウレカのセリフは何だかある意味エロスいカンジだったなぁ、とか言ってみたり(笑)。や、まぁ勿論一番アレなのは、こんなコトを言う自分の頭の方ですけどっ(^^;


あと、そーいえば今回は、何やら軍の船こそ出て来たものの、アネモネやらデューイやらといった軍の面々については珍しく全然出て来ませんでしたねー。や、まぁだからと言ってどうということは無いんですが……何かここ最近、そういった面々が出て来るのが普通になっていただけに、何となーくちょっとだけ違和感を感じてみたり。や、まぁそれだけの話なんですが(苦笑)。






仮面ライダーカブト


んー……まぁ、まだ第2話目でしかないということで、どーしても前作の響鬼 (というかあの作品の持つ雰囲気) と比べてしまうからなのかも知れませんが……なーんか、正直今一つ盛り上がりきれませんでしたねー、個人的には(--;
や、全体の出来としては決して悪くないとは思うんですけどね。ただ、どーしても先入観的なものとして、「あぁ、この作品は良くも悪くもいわゆる “平成ライダー” でしかないんだなぁ」 みたいな変な諦めみたいなものが自分の中にあったりするもので……(汗)。


まぁそんな益体も無い愚痴はさておいて、今回の見所であったと思しき箇所や、気になった箇所なんぞを挙げてみますと。
天道がワームを倒した一件を、新聞等のメディアから完全に隠蔽した挙句、もしこれで天道が味方にならないようならば、彼の抹殺をも止むを得ないとするZECT……。うーん、何て言うか、悪役臭というか、これって物語の後半でZECTという “組織” は敵に回るんじゃないの? 的な匂いさえしてますよ?(^^;
一方の天道は天道で、そんなZECTという組織に興味を持ったりしつつも、相変わらず 「俺 = 正義」 節全開で、レストランで揉め事に首を突っ込んだりしてたし。……っつーか、あのボクっ娘のひよりが働くレストランは禁煙なのかしら? でも灰皿は店の備え付けの物っぽかったし、もし禁煙じゃないなら、いくらタバコのマナーが多少悪かろうと、タバコの煙を理由にお客にケチを付けるなんざ、接客業としてはかーなーりアウトな行為っぽいんですがー(汗)。
まぁどっちにしても、あれだけ店で騒げば他の客にとっては迷惑千万であることに変わりは無いんですがっ!


で、その後は、折角早めにバイトに来たのにサバ味噌を食べられなかったり、やっぱり今回もカブト虫に無視されてライダーに変身出来なかったり、挙句の果てに、(所有権的には間違いなくZECTのものであろう) カブトエクステンダーなるバイクまで天道に奪われたりと、結局は今回も散々な(苦笑)加賀美君のヘタレ的活躍ぶりを経て、いよいよ今回、前回の戦闘ではやや物足りなかった高速起動の描写をしっかりと交えての、本格的な仮面ライダー vs ワームとの戦闘となったワケですが。
んー……とりあえず、何やら工場らしき施設の横での、カブトと複数のワームとの戦闘については、「周囲がスローモーションなのに本人達は普通に活動」 ってのが、ややお約束的な感もあるものの、まぁ擬似的なスピード感が出てて良かったかと。出来れば、こーいうちょっとしたこだわりでシーンが面白くなる演出・描写については、今後も手を抜かずにやって欲しいですねー。
ただその一方で、敵の変身 (っつーか脱皮?) については、何だかアッサリし過ぎてるような気が。もうちょっとこう、マスクドフォームのカブト vs サナギ状態のワームとか、あるいは第1話の時みたいに、それなりに頑張るゼクトルーパー vs サナギ状態のワームといった、前フリ的な見せ場での盛り上がりを見せてから、その後は一気に高速起動で派手な戦闘 & 決着……みたいにやってくれると、個人的には嬉しいんだけどなー、とか。
また、その後の高速道路での戦闘については……うーん、まぁあの状況・場面設定で工場横での戦闘と同じ演出をやるのは難しかったんでしょうけど、でも車の上での戦闘については、どう見てもやっぱり、「時が止まる程のスピードでの戦闘」 と言うよりかは 「道路に止まってる車の上での戦闘」 にしか見えなかったのも事実でして(--;
あ、ただ一方で、何だかんだと俺イズム全開にしつつも、戦闘には無関係な一般人を自動車事故から救った点に関しては、彼もただ単に自己中なだけではなく正義のヒーローなのである、みたいなカンジが出てて良かったかと。……もっとも、クレーン車のクレーンに引っ掛けて救出ってのは、結構際どい救出方法だったよーな気もしますけどね。


まぁそんなこんなで、今回は必殺技であるライダーキック (と言う名のミドルキック) まで繰り出されて、いよいよ本格的に仮面ライダーらしくなってきた感のあるカブトですが。
んー……とりあえず今回は、天道 (というかそれを演じる水嶋ヒロ氏) の、前回はかなり棒読みっぽかったセリフに関しても、2話目になって天道というキャラにも多少は慣れたのか、大分マシになっていたように思えましたし、他の人物に関しても、極端に演技が酷いってのはいないみたいなので、あとはこれでストーリーさえ順調に展開して行ってくれれば、それなりに楽しめる平成ライダー作品になりそうなカンジですかねぇ。
何にせよ、この時間に他に見る番組が無いってことを差し引いたとしても、まだまだ面白くなる可能性は多分にありそうなことですし、響鬼とは大分路線は違いますが、それでももうしばらくは視聴続行の方向で行こうかと思いますわ、ハイ。