相も変わらず

特に仕事も無い土曜だったっつーのに、結局は更新を始めるのはこの時間だったりして……。ま、まぁ日中に何をやっていたのか (もしくは何をしていなかったのか) という問題はさておいて、とりあえずは、恒例の 「BLOOD+」 の感想からー。




さてさて。今回からは、(途中で沖縄が2回挟まれたけど) 舞台がベトナムからロシアへと移り、新たな章へと突入と相成ったワケですが……って、沖縄からロシアまで船旅だったんかー(汗)。っつーか、ロシア到着後にシベリア鉄道を使わせる為の演出・交通手段のチョイスだったんだろう、とは思うんですが……それにしたって、新潟とかからの国外逃亡者じゃ無いんだから、素直に飛行機使えばイイのに(苦笑)。
もっとも、出生というか小夜が目覚めたあの状況とかからして、彼女の戸籍とかがどーなってるのかって今一つ謎な気もするので、その辺のことを考えると、小夜はパスポートを取ることが出来ないので、止むを得ず船で密入国した……みたいな推測も出来るんですけどね。


まぁ、そんな妄想的推測はさておきまして。
とりあえず、舞台が極寒の国ロシアということで、今回は小夜のみでなくカイやらリクやらまでもが衣装チェンジがあったワケですがー……って、雪景色で極寒の国だっつーのに、ハジだけは相変わらずですか。これはあれですか、美形はどんなに暑かろうと寒かろうと、汗一つかくことも無ければ鳥肌になることもないという、美形さんの特権能力ですか(笑)。
……ところで衣装と言えば、そんなことを考えたのはほんの一瞬でしたけど、同じく衣装チェンジしたジュリアさんの格好がメーテルに見えた自分は眼科に行くべきでしょうか? っつーか、どれだけ上に厚着しようとも、列車内での格好を見る限りでは、結局その下は胸元の結構際どいスーツなんですか、ジュリアさん(^^;


で、その後は、現地コーディネーターとして、デヴィッドと同じく 「赤い盾」 の一員であるというリーザとかいうお姉さん (や、それとも微妙におばさんか?) との出会いなんぞを経つつ、シベリア鉄道へと乗り込んだワケなんですが。
……えーと、自分が記憶してる限りでは、確かこれまでに明確に語られたことは無かったかと思うんですが、相手が 「赤い盾」 の一員かどうかっていうのは、デヴィッドとリーザの双方が見せ合ったあの赤い石で証明・確認をしてるってカンジなのかしら (まぁそれ以外にも、事前に双方の顔写真のやり取りとかはしてるんでしょうけどね)。
しかし、相手の確認の為には必要だったとはいえ、デヴィッドってば、外国で無言のまま突然手を懐に入れるだなんて、ちと物騒というか無用心というか、そのままホールドアップを余儀なくされても仕方ないと思うんですがー(苦笑)。普段から懐に銃を呑んでるんですから、もうちょっとその辺考えて行動しようぜー、みたいなっ。


そして鉄道に乗ってからは、何やらアフガンにも翼手が出たことがあるだの何だのと、何やら意味あり気っぽいセリフの応酬なんぞもあったような気がしたんですが……正直、まだあまりにも情報が断片的過ぎてよく分からなかったり。
あ、ただとりあえず、チョコレートバー1ダース程で、ジュリアさんとリーザさんの2人を紹介してもらおうなどという、実にスウィートな考えを持っていた青年2人に関しては、そりゃあまりにも安く見積もり過ぎやろー、と思う一方で、その度胸たっぷりさ加減にはある意味マジで頭が下がります、とか言ってみたり。……まぁそのー、リアルの方でちと色々とあってね、ハイ(--;
んでもってその後は、そのリーザさんが、どーやら翼手に襲われての早速の退場と相成ったワケなんですがー……って、何ともまぁアッサリとした退場となりましたやーねー(苦笑)。しかし、列車内で単独行動 & その結果が最初の被害者っつーのは、被害者皆殺しとか無差別殺人系のミステリとしては実にベタっすよねぇ。っつーか、今回はシベリア超特急が元ネタ (あるいはオマージュ元) なんですか?(汗)


あと、そーいえば今回は、何だか実に久方振りに小夜の点滴 (というか輸血) シーンなんぞがありましたが。
少なからず揺れるであろう = 本来ならば点滴みたいな医療行為には向いていないであろう列車の中なのに、そこで敢えて点滴をするってことは、あれってやっぱり、小夜にとっては、ごく日常的ってコトなんですかねぇ。その後のセリフでも、定期的に輸血が必要、みたいな解説がありましたし。……もっとも、ベトナム編では、そんな輸血の描写一切無かったよーな気がしますけどねー(苦笑)。
んでもってその後は、吸血後の裸の遺体が窓からポイ捨てされた & 列車に乗る前にリクが接触したお婆さんが着けてた指輪をしていたことからして、恐らくはそのお婆さん (まぁ、このお婆さんという格好・姿形からして既に変装だった、という可能性は非常に高いかとは思いますが) が服を奪って変身でもしたのだろうと思われるリーザさんが再登場した上で、その彼女によって変身させられたと思しき、元青年2人組の翼手との戦闘へとなだれ込んだワケですが。
んー……今回の戦闘シーンは、これまでよく見られた大立ち回りに比べると、尺も若干短めで、全体的には結構アッサリまとまってるように思えましたけど、でも30分番組の戦闘シーンなんざ、よっぽど重要な戦闘でも無い限りはあの程度でも十分だよなー、と個人的には思ってみたり。っつーか、尺自体は短めでしたけど、翼手という化物と相対する恐怖やら、その化物を小夜が倒すというカタルシスやらについて、それなりにキッチリと要点は押さえられていると思いましたし。
ただ、列車の中 & 上での戦闘ってコトで、もうちょっと “足場が悪い” ってコトが分かる演出があった方が、自分的にはより好みだったかも知れないッスねー。まぁ、こんなのは個人の好みですけどね。
でも、カイの葛藤やらデヴィッドたちの発砲シーンやらについては、別に列車という特殊な状況じゃなくても見れる演出だったよなぁ & それだったら、ハジと翼手が列車の屋根で相対峙するシーンの演出とか、その翼手を列車の中から小夜が刺突して倒すシーンとかにもっと力を入れて欲しかった・もっと凝った演出とかが見たかったなー……とは思ってみたり。


そしてラストでは、小夜とハジとリクに加え、恐らくは翼手が化けているのであろうと思われるリーザまでもが列車から離脱して次回へ続く、だったワケですが。
んー……総括としては、今回は個人的には比較的素直に楽しめましたねー。まぁ、これはただ単に、これまでがあまりにグダグダ・回り道が過ぎたとか、もうこの作品の雰囲気に慣れ過ぎて、多少の不整合やら不可解な点やらには自然と目を瞑る習慣が付いてしまったとか、そーいうのも関係してるのかとは思うんですけどね(苦笑)。
まぁそんなこんなで、何だか次回はハジと小夜の洞窟デート (っつーかビバークか/苦笑) がメインらしいというコトで、またストーリーの本筋からは外れた回り道的な話になっちまうのかなぁ……という不安はあるものの、それでもとりあえずは視聴続行というコトでー。