何はさておき、まずは恒例の感想から



交響詩篇エウレカセブン


む、オープニングが変わってる……って、これは今週からで良いのかしら。いやー、何分先週の放送を思いっきり見逃しているもので(汗)。
で、現時点ではまだ1回聞いただけなので、あまりハッキリとした感想ってのは書きにくいんだけど……とりあえず、これまでのオープニングに比べると何だか暑苦しい曲だなぁ、ってのが今の感想ッスかねー。個人的には、休日の朝なんだから、こう“朝から焼肉”ってカンジの曲はちと胸焼けしちまうのでご遠慮願いたいかなー。


そして、本編の方は本編の方で、何やら随分と世界情勢が不安定みたいな話が出たかと思えば、月光号の中にも“戦争”っぽい雰囲気が満ちてきているし……。いやはや、先週見逃しただけでここまで話が急展開しているとは、つい2〜3週間ほど前までののんびり具合とはえらい違いッスなぁ。
で、とりあえず艦内戦の準備が (まぁそれなりに会話はあったものの) 黙々と進んでいく様子については、こういうサバイバル的銃撃戦とかが好きな人間としては問答無用で燃えておくとして(笑)。
あとはその準備の最中、ケンゴウのおっさんとミーシャのおばさんとの間で何やら意味深そうな会話が交わされたりしてましたが……えーと、何ていうか、最早話はただ単に 「軍vsゲリラ」 って域を超えて、「世界」を巡るような戦いになりつつあるのかしら? 更には、情報のリークとか情報戦まで入り混じってきて、どーやら本格的に話が大きくなりつつあるようで……って、まぁもう第3クールってコトを考えれば当然かしら (例外:種死)。 


で、あとは細かいネタなんぞをちまちまと見ますと……あー、久し振りに見た・聞いたけど、何だかんだ言っても、やっぱり不二家のケーキよりもスウィート(苦笑)だよなぁ、レントンエウレカの会話って。
それにしても、「(ハッカーの腕前が)ウィザード級」なんてセリフ、まさかサイバーパンク物以外では聞くとは思わなかったわー。ちなみに余計なお節介で解説を入れておきますと、この 「ウィザード級」 ってのは、それこそ“魔法使いのような”ハッキングの腕前って意味でして。つまりは、それだけレイのハッキングの腕前が凄いってコトなんだけど……OSの穴を突かれたんじゃあどうしようもないッスよねぇ、世界一有名なビルさん?(^^;


あ、ところで、エウレカを前にしてレイが激昂したシーンについてなんですが。んー……あれってのは、エウレカが子ども達を抱いている・母親をしてるってことに動揺したんですよねぇ?
えー……まぁ、これは完全に邪推でしかないんですが、もしかしてレイって、実は子どもを産めない体質だったりしたんでしょーか。だからこそ、レントンに対し過剰なまでに母親らしく振舞ったり、軍にとっては所詮は実験動物的な存在でしかないハズのエウレカが子ども達と一緒に居る = 確実に自分よりも母親をしてるってコトに、強いショックを覚えてしまったりとか。
そう考えると、タルホに逆に取り押さえられた後で涙を流していたのも、あれは任務に失敗したからとか、レントンを心身ともにゲッコーステイト側に取り戻されてしまったからとかではなく、レントンエウレカが子ども達を抱いている = 自分が求めても決して得られなかった“家族”を見せ付けられたから……って考えると、妙にスッキリと納得が行く気がして。
まぁ、所詮こんなのは前述の通り邪推でしかないですし、あるいはもっとちゃんとした説明が今後作中で語られるかも知れない話ですけどね。


あとは、ホランドvsチャールズの決戦・銃撃戦については、突然のニルヴァーシュの起動などというイベントもありはしたものの、結局は地の利もあったホランドの勝利となったワケですが……えーと、チャールズの最期の言葉なんですが、王の残した因子? 金枝? そして、それを受け継ぐのはホランドでは無い? それってやっぱり、エウレカと関係ある……んだろうなぁ、恐らくは。だとすれば、その金枝とやらを受け継ぐのはホランドではなくレントンなのかしら?


まぁ何れにせよ、第2クール全般に亘って続いていた、分かりやすい程に酷く鬱で進展の見られない展開に比べれば、やはり血生臭い暗さみたいなものは避けられないものの、それでも物語の進展だけは見られそうなこの第3クール。
チャールズが語った金枝や、彼の遺体を爆破してまで逃げたレイの今後といった話も含めて、どうやら今度こそは次回以降の展開に本気で期待が持てそうですよ、ハイ。




仮面ライダー響鬼


えーと、とりあえず今回は、一言で言ってしまえば、「シュキ姐さん大活躍、そしてその後 (文字通り) 華々しく散る」 の回だったワケですが。


んー……結局、シュキ姐さんが鬼を辞めさせられたのは、そのノツゴとかいう魔化魍を倒すためにザンキさんを犠牲にしてまで攻撃を加えたから、ってコトなんでしょうか。で、ザンキさんの胸にある古傷はその時に付けられたもの、と……。
あー、成程こーいうカンジで話が繋がるワケですか。まぁ細かいところまで見ていけば、或いは何処かで齟齬はあるのかも知れないけど、とりあえず、今回の主役であるザンキさんとシュキ姐さんの関連性とか設定が比較的無難なところで落ち着いたのには、正直結構ホッととしてたり。


ただその一方で、呪術的な力がシュキ姐さんにはある、って設定については……うーん、何だか急に取って付けたような設定っぽいッスねぇ(汗)。
あの火の鳥を出す力が何なのか分かったのは良いんだけど、いきなり 「シュキ姐さんだけは呪術的な力が使えた」 なんてことを語られてしまう点には、正直ちと萎えるものがあったり。
っつーか、どーせ 「その呪術で若さを保ってる」 みたいな設定にまでするのであれば、いっそのこと 「数百年単位で生きている」 ってことにしてしまい、「彼女は昔ながらの鬼としての能力を持っている・保っているので、現代の鬼である響鬼たちのように、ディスクアニマルなどという“機械”を使わずとも、昔ながらの呪術で調査用の使い魔・式神を使うことも出来る」 って設定にした方が自然で良かったんじゃないかなぁ……などと、素人ながらに思ってみたり。
まぁ、そんな設定にしたら設定にしたで、また別のところに齟齬とか不備とかが出て来るんだろうけどさ(苦笑)。


あと、ストーリー展開の方については……とりあえず個人的には、“鬼祓い”とかいう 「鬼vs鬼」 みたいな構図が実現しなかったのは、むしろ良かったなぁ、とか思いましたねー。っつーか、「仮面ライダーvs仮面ライダー」 って構図は、既に最近の平成ライダーではあまりにお馴染みなので、まぁたまにはそういう構図抜きでもエエやん、みたいに思ってたので。
それと、ザンキさんの鬼としての復活は、思ってたよりはスムーズ・自然な感じだったのには、結構安心しましたねー。や、勿論、前回で語られた 「胸の古傷があるから鬼になってはイカン」 っていう医者の話はどーなってねん、って気はするんですけどね(汗)。でもまぁ、この変身が今後どれだけ頻繁に行われるのかはまだ未知数ですし、その辺への疑問・ツッコミは今後の展開次第、ってコトで。
あ、ところで結局、アキラの 「憎しみを糧に鬼になる」 とかって話はどーなったんでしょ? シュキ姐さん自身は死んでしまったので、アキラがこの外法というか邪道に手を出す心配は、当面は回避されたみたいだけど、でも結局根本的な気持ちの面での解決はしてないしなぁ……。
最後の雨のシーンも、確かに見栄えはしてたけど、でもあれが何を意味しているのかについては、柔らかく言えばあまりにも多岐に亘る解釈が可能、もうちょっとぶっちゃけて言うと、何が言いたいのか良く分からないシーンだったようにも思えてしまって……。
この辺、ただシュキ姐さんの冷徹さを表現するためだけの演出じゃなくて、次回以降への伏線・引きにちゃんと繋がっていれば良いんですけど……果たしてどーなることやら。




……あー、ところで、先週分の時は敢えて言わなかった・書かなかったんですが……シュキ姐さん、っつーか片岡礼子さんって、普通の演技は上手いと思うんだけど、“朱鬼”としての演技・吹き替えはイマイチだったよーに思えたんですが(汗)。
まぁ元々が特撮系の役者ってワケではないんだから、その辺は止むを得ないんだろうなぁ、とも思うんですがねー……思うんだけど……うーん、ここ最近は、ただでさえ桐矢という新キャラの投入で、自分的には演技に対して見る目が厳しくなってしまっているだけに、ちとその辺が残念というか、もっとぶっちゃけて言うと、結構萎えてしまうものがあったり(--;