何だか午前中にも

感想を書いたばっかりな気もするんですが……まぁ、あれは夢だよな、夢(苦笑)。
ってコトで、自分的にはたった数時間のタイムラグでしかないんですが(苦笑)、まぁ放送されちまったんだから仕方あるめぇ、ってコトで、早速今週放送分の 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」 の感想でもー。




さてさて。
先週の引きからの続きということで、初っ端からド派手な宇宙戦で始まった今回の放送でしたが……あー、流石にあれだけの軍勢を相手では、いくらアスランが隣りにいる上にミーティアとかいう外付け兵器を装備していたとしても、キラも“不殺”とか呑気には言ってられ無かったっぽいッスなー、今回は。……それとも、もう“不殺”には飽きたのかしら?(苦笑)
や、まぁ時々はコクピット直撃ではない攻撃もしてましたけどね。でも、アスランだけでなくキラも結構コックピットとか戦艦のブリッジとか撃ち抜いてたよなー、今回。


それにしても、実は今回の宇宙戦における一番の悪役って、実はラクスじゃないかなー、とか思うんですけどねー。っつーか、ラクスが御言葉を発してザフト兵を説得する傍らで、キラとアスランが早速動きを止めた機体に向けて実力行使って……それって、一番最悪の“説得”行為じゃないッスか。
ラクスの言葉を聞いて一瞬でも迷った、いわばより“マトモ”な人間から殺されるという現実……。何ていうか、レクイエム発射がどーとか言うよりも、このラクス御一行の殺戮行為の方がよっぽど性質が悪いとか思うんですがー(苦笑)。


で、アークエンジェルの面々がそんな虐殺行為に励む一方で、今度はザフト側の面々にカメラを向けてみますと。
まずは、ザフト所属だから声も掛けてもらえなかったとヘコんでたディアッカイザークですが。……うーん、まぁ前作ではアークエンジェルの面々と随分と浅からぬ因縁があったみたい (自分は前作はノーチェックなので、この辺サッパリですが/汗) ですけどねー……。でも、議長も議長ではあるんだが、あんな“超カリスマによる説得モドキ & それを聞いて迷った相手から瞬殺”なんていう凶悪コンボを使う面々の下には行かない方がエエでー、とか(苦笑)。
そして、もしかしたら一時期は主人公だったような気もしないでもない(苦笑)シンはシンで、ここに来てまでまだウジウジと色々悩でるし……。おーい、確かに悩むのは主人公っぽいが、流石にここに来て悩んでるようでは出番が無くなっちゃうぞー。
あとは、まぁレイがホモ臭いのはいつも通りとして、艦隊戦突入の直前、意味あり気に演出されるタリア艦長の過去らしきシーンなんぞもカットインされてましたが……普通、こーゆーのはもうそんな過去エピソードに十分な時間を割いていられない最終回一歩手前なんぞではなく、もうちょっと前の段階でやっておくべきだと思うんですけどねぇ……。
あ、そーいえばルナマリアさんや。まぁ、久方振りに妹と出会えてつい動揺してしまうのは分からんではないが、こんな決戦の最中にメイリンなんぞとヘタなセリフの応酬なんかして遊んでると、そのまま勢い的に確実に死にフラグが成立しちまいますぜー(苦笑)。
それでもまぁ、今回はどーにかドム3人組のよく分からない体当たり3連発 (一応、ジェットストリームアタックもどきなのか?) からは生き延びましたけどね。でも、その後のシンに向けられたレイに意味あり気なセリフ (「彼女は死なない」とかだったっけ?) で、何だか再び死にフラグが成立、もしくはフラグが残ってるってコトを再確認されたっぽいし……。うーん、やっぱりコレは、何だかんだ言っても次回で死亡確定なんでしょーか。


あー、それにしても今回は、ネオことムウ・ラ・フラガさんは大活躍でしたねぇ。
いつの間にか ファンネル ドラグーンは搭載されてるし、オマケにいくらビーム系を反射する装甲を持っているとは言え、ミネルバの主砲であるタンホイザーの直撃にまで耐えてしまうし……。
何ていうか、ゲームのスパロボとかで言うところの、“最終面かその直前でようやく仲間になる、成長とか改造とかさせなくても最初っから滅茶苦茶に強いキャラ”ってヤツを彷彿とする活躍っぷりでしたよ、ええ(苦笑)。
あとは、「ついにねんがんの ムウ・ラ・フラガとしてのきおく をてにいれたぞ!」(笑) だったりもしたワケですが……んー、まぁとりあえずは、ジブリールによるものかと思われる洗脳も解け、本来の記憶が戻って良かったね、と言っておきましょう。
でも、記憶を無くす直前と同じ行動を取る & そのショックで記憶回復……なんていうのは、本来は、定番ではあるがそれなりに見栄えのする良い演出のハズなんだけど……どーしてこの作品でそれをやると、苦笑というか失笑が出て来ますかねぇ(--;


で、最後はデュランダル議長が怪しげな要塞 (えーと、ジェネシス付きアクシズ? それとも、ジェネシス付きア・バオア・クー?) に乗って登場ってところで、次回、いよいよ最終回に続くだったワケですが……結局、議長はMSには乗らないんですかねぇ。必ずや、足が無かったり赤かったり、あるいはアカツキばりに金ピカだったりするMSで前線に出て来てくれると信じてたんだけどなー(苦笑)。
まぁ何にせよ、私のような素人の思考・発想では、とても後1話では話がまとまらないように思えるにも関わらず、いよいよ残されたのは最終回のみとなってしまったこの作品。さてさて、一体どんな結末になることやら……って、ホントにただ、“議長を倒してめでたしめでたし”ってだけで終わりそうなんだよねぇ、このままの勢いだとさ……。
勿論、議長という“悪役”の死という分かりやすい結末ってヤツも、それはそれで大事だとは思うんですけどね。でも、そういうカタルシス的なエンディング・結末を重視する余り、登場人物たちの主義主張に一貫性が無くなってしまったりするようではちと興醒めしてしまう……ってのも事実でして。
あー、でも本当にどうなるんですかねぇ、次回。まぁここまで来てしまった以上、どういう結末になろうと、とりあえずは最後までは見届けたいと思いますけどね。


……ところで、次回は最終回 = もう次回予告は無いってコトで、今回の次回予告は最後の次回予告 (って、ややっこしいですね、コレ/苦笑) だったワケですが……一応、少なくとも番組名は 「ガンダムSEED DESTINY」 だったってのに、最後に呼ばれた機体名は、デスティニーではなくフリーダム……。
結局のところ、キラがバリバリに前面に出て来るようになってからは、いくら新兵器が渡されようと何をしようと、マジでシンは要らない子になってしまっていたのね、スタッフの皆さん。あー、もうこうなったらアレだ、いっそのことシンはカメラに向けて全力攻撃をブチかますとか、メタ視点レベルで予想外に派手な行動とかして、精々スタッフに迷惑を掛けてあげると良いと思いますぜ!(笑)