あと、水曜ってコトで

恒例の 「うえきの法則プラス」 の感想でもー。


さてさて。前回、自分のチームの仲間諸共、植木の仲間であるハイジやソラを谷底へと追いやったビャクですが……うわーい、前回のラストの方で十分に分かってたコトだけど、マジでヤな性格のキャラなんだ、こいつー(笑)。
しかも、無印うえきのロベルトのような妙に虚ろなカンジの目をしたまま、仲間なんてのは所詮は利用しあうだけの関係でしかなく、更には、メガサイトを目指す植木は彼らの好意を利用しているだけに過ぎない……と、肉体的なダメージだけでなく精神的なダメージまで植木に与えてくるし……。


いやー、これはアレですか、前作の無印うえきにおいて、まだ絵の雰囲気が全然違う頃の序盤(苦笑)に、その当時は正に無敵と言ったカンジのロベルトが登場 & コバセンとの別れという試練を植木に与えたように、この作品において、植木に本格的に立ちはだかる最初の敵・許せない相手ってヤツでしょうか。
まぁ確かにこれまでの話において、ナガラは植木とは別の思惑でこの街を出ようとしてるらしい、ってカンジの描写はありましたけど、一方でハイジやソラに関しては、いくら仲間として植木の勇気や友達を思う気持ちに心動かされるものがあったにしても、だからといってこの選考会に危険を顧みずに付いて来るのは何故か、という点については、正直ちと説明不足の感はありましたからねぇ (特に、身内を助けられたりしたという恩義も無いソラとか)。
ナガラが植木に協力する理由については、折角ここまでミステリアスなカンジ & ある程度の冷酷さも兼ね備えた感じのキャラで来ていることだし、個人的にはもうちょっとネタとして彼の動機については引っ張って欲しいところなんですが、そうなって来ると、今度は少なくともソラが選考会に参加する理由辺りが明らかにされないと、このビャクの残酷な問いに対しては、どんな回答をしようと不十分・消化不良ってカンジになりそうですよねぇ……。
はてさて、次回で植木はこのビャクの問いに対し、一体どのような回答を出せるのか。そして、一方的にイジめられる植木を助ける為にも、早くハイジたちは崖下から戻って来やがれ(笑)ってコトで、今週は引き・次回に続くだったワケですが。


……ところで、以下はそんなシリアス風味も入った本編とは無関係な話なんですが。
今回ついに明らかにされた、ビャクの 「“ワックス”に“固”を加える能力」 なんですけどね……あのー、福地先生ー。いくら抜群の硬度を誇るとは言っても、それだけの長さのある髪を、わずか数秒の手櫛でハサミ型に変えたりするのはまず不可能だと思うんですがー(苦笑)。っつーか、このビャクの能力って、絶対“髪を (手とかを使わずに) 自由自在に動かす”とかが含まれてるよなぁ、とか読んでて思ったもので(^^;
あと、ビャク自身はこの能力を以って 「俺は一人でも十分に強い」 とか言ってたけど、それってあくまでも現時点で明らかになってる面々の“職能力”に比べれば、の話ッスよねぇ。というか、植木のチームだけを見ても、ナガラとソラの能力は未だ一切不明だし、ハイジもまだ“半職能力”だからこれからどうなるかは未知数だし……。まぁそれでも、現時点でビャクがかなり強いってのは、疑いようの無い事実ではあるんですけどねー(苦笑)。
何れにせよ、かなり強い“引き”で終わった今回の話が次回はどう展開するのか、正直かなり楽しみなカンジですよ、ハイ。