恒例の感想のコーナー……なんだけど

今日は、響鬼の方についてはかなり批判的なので、そーゆー文章が嫌いな方は、予めご了承を願います m(_ _)m
ってコトで、以下いつもの感想でっす。




交響詩篇エウレカセブン


さてさて、今回も相変わらず暗ーい雰囲気の漂う回だったワケですが。
えーと、まずはボダラクの高僧さんのセリフなんですが。世界の果てに触れて来ると、エウレカのようになる? これまた相変わらず、このボダラクの面々のセリフは意味深というか現時点では意味不明ッスねぇ(汗)。
ただ、同じような場所に来てエウレカに触れたにも関わらず、レントンは例の洞窟に飲み込まれなかった所を見ると、やはりこれはエウレカの体質というか生まれとかに要因があるんでしょうね。綾波レイじゃないけど、世界と同化できる……とかか?
あとは、以前にボダラクのお婆ちゃんを助けた時に渡された謎の液体はここで役立ってくるんですね。ううん、あの謎の液体が事前にこの展開までを考えての伏線的アイテムだったとすれば、この辺の伏線の使い方は上手いッスよね、このスタッフの方たちって。


で、エウレカの次はレントンに関してですが。
人殺しという現実にどれだけ苦しんでいようと、やっぱり人間腹は減る。……うん、単純だが真理だ(笑)。でも、勝手に一人で鬱のスパイラルに突入して自分の殻に閉じ篭もってしまってる、いわばシンジ君状態なのは、団体生活においては正直ちとウザいッスね。
そして、どーにもさっきからポテチ食ってる描写が多いと思ったら、一種の過食状態でしたか。ストレスを少しでも緩和すべく起こる、一種の逃避ってヤツやね。まぁ、人殺しのストレスが過食程度で緩和できるのなら軽いってもんよ、とか結構ろくでもないことを言ってみたり(苦笑)。
あとは、確かにレントンにしてみれば、恐らくこれまではエウレカホランドの指示に従っていた、あるいは彼らのマネをしていただけのつもりだったのに、LFOでの戦闘 = 所詮は人殺しだ、という事実を淡々と認めるマシューですが、これについては100%マシューの言うことが正しい、というかレントンの覚悟が甘いよね、という話で。まぁ、所詮は波乗りとしてのホランドに憧れて船に乗り込んできただけの14歳と考えれば、それも止むを得ないのかも知れないッスけどね。
っつーか、そんな甘っちょろいレントンに対し、その身勝手な考えや態度を決して非難することなく、ただただ冷静に“それが現実だ”と諭す辺り、今回のマシューはマジで格好良かったッスねー。いやー、何だか自分の中で彼の株が一気にUPやわー(^^;


しかし、結局はそんなマシューの気遣いも虚しく、今度は自分の意思で動いたハズのことを、全てはエウレカの為だったと主張するレントン。これまた、確かにその気持ちは分からんでもないが正直ウザいね、とか。
そして最終的には、エウレカにも拒絶されたと思い込み、パラシュートをかっぱらって月光号から逃亡 (ランナウェイ) しちまったけど。さぁて、今回のレントン自身の最後のセリフじゃないけど、これからどーすることやら。


あとは、ゲッコーステイトの面々以外の話としては、今回新しいLFOの機体 & 新キャラクター登場ッスね……って、赤と青のLFO2機で1つのボード使ってるー! と思ったらボード壊されて落ちたー! と思ったら自力で飛んだー!!(笑)
いやー、確かにLFO同士の戦闘 = 所詮は人殺しに過ぎない、ってのが最近のレントンの一件で否が応にでも認識させられているだけに、その活躍を単純に楽しむってのはちと難しくもあるんだけど、それを差し引いても久しぶりにスカッとするような派手なシーンでしたね、ハイ。
あと、個人的には比較的どーでもイイんだけど、久しぶりにアネモネ登場したねぇ、とか。
そして、これまた久しぶりの登場となったデューイ大佐は、その空飛ぶLFOの男女に何やら協力要請と。うーむ、デューイ大佐の話によれば、実はこの男の方も元軍人な上に、ホランド何やら因縁があるみたいで。あと、次回彼はレントン接触するようですけど……何かこの展開って、1stガンダムランバ・ラルみたいだよね! とかヲタク臭いことを言ってみたりして(^^;




仮面ライダー響鬼


んー……まぁ、前回よりは幾分マシなカンジだったでしょうか、今日の響鬼は。といっても、結局最初と最後には“正に井上敏樹脚本”ってカンジの匂いが出てましたけど(苦笑)。


で、もうちょっと詳しく見て行きますと。
まずは冒頭で明かされる、桐矢がヒビキに拘る理由ですが。んー……まぁ分からなくは無い理由でしたけど、でも 「火を使う魔化魍と勇敢に戦う響鬼の姿に、消防士だった父の面影を重ねる」 ってのはちと安直すぎる気が。
っつーか、それだと 「じゃあ魔化魍が火を使うタイプで無かったなら、そもそもヒビキに拘らないんちゃうの?」 という疑問も生まれてしまうワケで。勿論、所詮こんなのは“もし・だったら”の架空や仮定の話ですけどね。
しかし一番の問題なのは、その導入は面白く無いという事実そのものなワケで。こんな、オープニングで前回のおさらい & その補填を行うなんてのは、正直響鬼の雰囲気にはあってない気がするんだけどなぁ……。


そして本編の方では、今回は新キャラである桐矢が結構出ずっぱりってカンジだったワケですが。
まずは、「父親を乗り越えるのが男だ」 という、まるで“真剣十代しゃべり場”を彷彿とさせる(苦笑)ようなテーマで明日夢に突っ掛かっていくシーンですけど……とりあえず、その過剰に明るい夕陽のライトはどーにかならんのか、とか言ってみたり (や、正直ウザかったので)。
あと、こーゆー話をする嫌味臭いキャラはやっぱり響鬼には合わないよなぁ……と、このシーンを見て改めて実感。確かに、これまでの平成ライダーでは仲間内での対立などを描くことが多く、ある意味それがお約束・お決まりの展開ではあるんだけどさぁ……でも、響鬼っつーのはそーゆー作品じゃないっしょ、とか。


で、今度は 「たちばな」 で働くヒビキにターゲットを変えた桐矢を余所に、律儀にも明日夢明日夢で、彼の挑発を受けるかのように未だ見ぬ父親に会いに行ったワケですが……あのー、過労で倒れたのにその身体で家族との食事に行くって、ちと超人過ぎですよ、明日夢のパパン(笑)。
っつーか、そんな状態の人間を食事に連れ出したりなんぞせず、もうちょっと労わりってものを明日夢パパンに持ってやれよ、新しい家族め(^^;
まぁ、そんな微妙に色々と間違ってるっぽい脚本通り(苦笑)に動くパパンの姿を見た明日夢は、そんなパパンと直接会って何かをするよりかは、パパンが作りかけにしていた犬小屋を自分が作ることで、父親超えをするのだった……と、公式ページには書かれてますけどね。
ふーむ、あのシーンって作り手側としてはそーゆーつもりで入れてたんですか。いや、自分としてはあのシーンってのは、父親を超えるっていうよりかは、そんなタフな父親を持つという事実を認識した上で、それを誇りに思い、また同時に、その偉大さに押し潰されたりしないよう、彼と互角の人間になりたいという思いで、あの犬小屋作りに取り組んだんだと思ってたんですけどね。
……って、結局言ってること & シーンの解釈は一緒か(苦笑)。ただ単に、表現がちと違う・自分は長々とした文章で講釈を垂れたってだけですね、こりゃ(^^;


そしてこーゆードラマ的な部分が終わった後は、やっぱり恒例の魔化魍との対決シーンだったワケですが。……ぶっちゃけた話、大して見所も無かったんでスルーでイイっすか、今回は(苦笑)。だって、確かに魔化魍が火を使う演出こそそれなりに派手だったものの、だからといって、別にこれといって目新しさも何も無いよーな戦闘だったんですもの。
っつーか、相手が等身大・人間サイズの魔化魍だってのに、炎を使った攻撃と突進以外これといった特殊攻撃も無いって時点で、既に面白く無いシーンだと白状しているもののような気が。どーせ小さい魔化魍を出すなら、桐矢に絡む炎の演出だけでなく、ただでさえ最近は響鬼紅のせいで戦闘はパワーインフレ・力押し気味なんだから、もうちょっと戦闘が盛り上がるような特殊な能力とかを付けて欲しかったよなぁ……。


で、最後は今回の放送の中で一番ダメダメだった、桐矢のワケの分からんセリフだったワケですが。
……いや、マジで何やねん、その 「お前はいずれ、おれのものになる」 って。何で、所詮は資産家で運動音痴な一般人に過ぎないお前がそんな偉そうなセリフを吐けるのよ。まさか、これで桐矢は響鬼を自分のパパンの代わりにすべく、魔化魍サイドに手を貸すようになる、とでもいう展開の伏線なんでしょうか。
だとすれば、いくら本来は子ども向けの作品とはいえ、そんな安易に展開が読めるような伏線なんてあまりにも下らないし、そうでは無かったとしても、この自意識過剰的なセリフのせいで今回僅かにあった良かった点も全て台無しになっちまってますよ……。
あー、もう何か書いても書いても不満が出て来るなぁ……。とりあえず、もうこれ以上は書いても不満しか出て来ないんでこの辺で一度書くのは止めますが、とにかく今回の響鬼は最後の桐矢のセリフで全てが台無しってカンジの回でした。せめて、次回はもうちょっとはマシになってることを期待したいなぁ……。