ふと思い付いたので、シナリオのネタでも

そーいえば、朝のTVで最近話題の“ピアノマン”関連のニュースを見ててふと思ったんだけど、あれ(ってゆーか彼?)ってTRPGのシナリオのネタに使えそうですよねー(不謹慎)。
使うシステムは……アレンジすれば、“記憶喪失の吟遊詩人”ってコトで普通のファンタジーとかもイケそうだけど……。それじゃあ、ちと手の込んだ程度の普通のシナリオにしかならないっぽいし、ここはやっぱり、実際の事件に基づき現代モノのシステムで、そして尚且つ、私がお気に入りの世界観を持ってるってコトで“サタスペ”をイチオシしたいですな(^^;
ちなみに、シナリオの概略は大体こんなカンジで。



ある日、道頓堀に浮かんでいるところを、タイガース連勝を祝し明け方の道頓堀ダイブに興じるトラキチ(笑)たちによって偶然発見された、黒服姿の美しい男性。しかし彼は、自分の名前や身元も含めて、一切の記憶を失っていた。
興味本位の亜侠やボランティアたちが必死になって彼の素性を調べようとするが、記憶喪失自体が強いショックによるものらしく、マトモに会話をすることさえ出来ない彼。
彼の身元に関する唯一の手掛かりとなるのは、彼が渡された紙にテルミン*1(笑)の絵を描いたということと、ならば試しにと与えられたテルミンを見事に演奏*2してみせたという事実のみ。
そしてそんな彼のミステリアスさに注目が集まり、演奏の腕前と話題性に惹かれた様々な組織が彼を手に入れようと動き始める。
彼を題材にリアルドキュメンタリー撮影を狙うスタードラゴンピクチャーズ(B級映画会社)に、彼を金星からの使者だと信じて疑わないアダムスキー教・金星派(UFOマニア教団)。はたまた、彼を無理矢理にでも自分たちの病院に収監しようとするアーカムアサイレム(キジルシ風味な精神科医?集団)や、彼の演奏を人々の洗脳に応用しようと企むナチスのトゥーレ教会(オカルト秘密結社)まで。
馴染みのバー“JailHouse”で行われている彼の素性を巡るトトカルチョを仕切る、契約刑事のマリア=ヴィスコンティより、もう十分に賭けが成立するほど金が集まったということで(苦笑)、彼の正体を探ることを依頼された亜侠(PC)たちは、他の組織の妨害を掻い潜り、この謎の音楽家の正体を突き止めることが出来るのだろうか? そして、そこに待ち受ける意外な結末とは?


……と、以上が基本的なストーリーと導入ってカンジかな。結末については、実際にシナリオを運営するDDの好みでどうとでも調理できると思うけど、更にシナリオに一工夫を加えるなら、最もポピュラーなオフィシャルシナリオである“上海ベイべ”風に、調査に掛った時間によって彼の素性が変化するなんてのもイイかも。
サクサク調査が進めば、“発表会を前にライバルに襲われ記憶を無くした若手音楽家”なんていうマトモな正体で済むんだけど、調査に時間を掛け過ぎると、“実はハリウッド映画関係者による映画宣伝のための壮大なドッキリ”や、“既に亡くなっている有名音楽家の霊に取り憑かれているイタコ青年”、あるいは、“実はコンビナートの幹部(♂)の愛人兼音楽家”など、正体が段々と怪しげなものに変化(笑)。
そして最終的には、“実は彼は太陽の塔の使者で、現在の大阪の人々を生かしておく価値があるか否かを審判しに来た青年(ブギーポップ第一作のエコーズかよ!)”という奇妙奇天烈なものにまで進化! 勿論、この場合のラスボスは太陽の塔で(^^;
なお、シナリオタイトルは、『Tell me テルミン』で!(笑)




……ヤバい、ノリノリで書いてたら、実際にこのシナリオをプレイしてみたくなってきた(笑)。あー、ここ最近TRPG自体してないし、たまにはこーゆー馬鹿シナリオで遊びたいわー(^^;
いっそのこと、どこかのコンベンションにでも参加しようかしら。あるいは、仕事とか他のプライベートで毎回は出席できない可能性があるので、あまり出席率とかを細かく問わないサークルを見付けるか……。もうちょっと仕事に慣れてきたら、本格的に考えてみるかなー。


*1:ちなみに、こんな楽器 → http://theremin.asmik-ace.co.jp/theremin.html

*2:テルミンの音色は、コチラ の特集バックナンバーより、2004年1月27日の記事でも聞けます(向こうのサイトのリンク指定により、このような表記にしております)。