時には漫画の感想なんぞも

そんなこんなで気が乗らないので、今日の行埋めは、小説の書評ではなく漫画の感想でも。

大学の学食って妙に安いよねー

ここで漫画の感想を書くのは初めてであるにも関わらず、最初に取り上げるのはコチラ、雑誌アフタヌーン読者には、「無限の住人(1) (アフタヌーンKC)(とりあえず1巻にリンク)」でお馴染みの沙村広明先生の異色作、「竹易てあし漫画全集 おひっこし (アフタヌーンKC)竹易てあし漫画全集 おひっこし (アフタヌーンKC)」っす。
……うん、ゴメン、先に謝っとく。この本を既に知ってる人の中には、「よりによって何故にこの本の感想を書くんだよ(苦笑)」って人も結構いるかも知んないやーね。でも書く。俺が好きだから(笑/一人称まで変わってるし)


えーと。この本、一応分類としては短編集とか作品集ってコトになるんだけど、その中でも、この本のメインで単行本の表題作でもある漫画、「おひっこし」の特徴を端的に言うと、「ある意味すげぇリアルなんだけど、登場人物のほとんどが、どこか微妙にオカシイ(もしくはオモロイ)性格をしてる、3〜4年前の大学生の恋愛コメディ」……ってコトになるのかねぇ。
まぁ、↑この説明だけで全てを語るには、あまりにも“イッちゃってる”登場人物たちばっかりだけど! っつーか、あまりにもキャラが立ってる人たちばっかりで、紹介文とか書けないっつーの!!
えー、まぁ、とりあえず言っておいた方が良いコメントがあるとすれば、結構読んだ人の多くが言うことですが、表紙の絵に騙されてはいけません(笑) 中身の雰囲気とはかなり異なる表紙なんで。
あと、この漫画を読んで大学生活に夢を見るのはオススメしないね(笑) まぁ、18禁指定とかではないものの、中高生とかは読んでも理解しにくいネタとか雰囲気とか色々ブチ込まれているんで、そーゆー世代の人はあまり読まないと思うけど……(^^;
以上を踏まえた上で、ある程度リアルで、ある程度廃退的で、尚且つ何故かそこそこ甘くラヴ要素のあるコメディが好きな人には、マジでオススメです。これらの条件に合わない人は……まぁ、立ち読みOKな店とかで内容を一瞥してから買うのが無難かと(苦笑) でも、繰り返し読んでも笑える&楽しめる一冊ですぜー。
……ところで、まず間違いなく私の自意識過剰によるものだとは思うんだけど……何でこの作品に出てくる大学、私の出身校に雰囲気が激似なんだろ(笑)


あ、そうそう。「おひっこし」の後ろに収録されてる、「涙のランチョン日記」の方も、独特の廃退的な雰囲気が面白いっすよ。ただし、こっちは「おひっこし」以上に読む人を選ぶ危険性が高いけど……。
まぁ、少しでも興味を持ったら一度読んでみて下さい。ホント、面白いんで(個人的には、「無限の住人」よりもコッチの方が好きだったり)。